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戦うハニー 新野剛志 角川書店

新野剛志は初挑戦の作家さん。実は図書館の新刊コーナーで並んでいるのを見て、最近気になっている新庄耕の新作と勘違いして借りてしまったのだ。

しかし、じっくり見てみたら「新」しか合っていないではないか。まぁ、それはそれで…って事で読んでみたものの全く面白いとは思えなかった。

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戦うハニー

私立保育園「みつばち園」で、開園以来初の男性保育士として働き始めた星野親。

女性ばかりの職場や、保護者からの偏見に戸惑いながらも、体当たりで子どもたちやその家族と向き合っていく。心温まる青春お仕事小説。

アマゾンより引用

感想

保育士の男性が主人公のお仕事小説。主人公は大手企業を退職して、公立保育園の受験を目指しながら認証保育園で働く。

「保育園落ちた日本死ね」で待機児童問題が熱いご時世なので、時代に即した作品…と言うところなのだろうけれど、お仕事とは言い難い出来栄え。

モンスターペアレンツが大きなテーマになっているのだけど、それこそ2ちゃんまとめだの、大手小町だの、ヤフー知恵袋などで相談されるような「あるある話」の範疇を出ない印象。

何よりも駄目なのは恐らく作者は子どもが好きってわけでも、保育園事情に詳しい訳でもないってことだ。

子どもの周辺を描く男性作家さんでも、川端裕人佐川光晴の作品からは、子どもに対する作者の思い入れや情熱が感じられるのだけど、この作品からはそれが全く感じられなかった。

実のところ保育園が舞台になっているものの、メインは大人達のドタバタ劇でしかなく子ども不在で話が進んでいく。

大人メインで話が進むのは悪いことだとは思わないけれど、保育園を舞台にしているにしては子どもの描写がお瑣末過ぎる。それに、主人公の仕事っぷりが戴けない。

エリートサラリーマンを止めて保育士を志している青年と言う設定なのに、その設定が全く活かせていないのだ。

どんな仕事でも、そこで働いているのが異性ばかり…と言う職場に飛び込んでいく人って、その仕事に対する情熱があるものだけど主人公からは全くそれが感じられなかった。

作品を読む限り主人公は保育士に向いていないと思う。

これが普通のサラリーマン小説なら問題はない。しかし、敢えて特殊な設定を使うのであれば、その業界の事をもっと調べてもらわないと話にならない。

例えばこれが荻原浩池井戸潤ならドタバタ劇にしても、もっと丁寧に書いてくれる気がする。

個人的には全く面白いとは思えなかったけれど軽くてサクサク読めるし、登場人物達が強烈なのでドラマ化したらそこそこ面白いかも。

私の好みではなかったけれど、そこそこ評価されそうな作品だな…とは思った。

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白い木蓮の花の下で
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