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障がい児にまつわる虐待の話。

私は放課後等デイサービスって言う障がい児の通う施設で働いている訳だけど、時折、放課後等デイサービスのスタッフや支援学校の先生が子どもを虐待した話がニュースになることがある。

障がい児への虐待って本当に多い。

だけど一般的に意外と知られていないのが親から子への虐待とネグレクト。

私の仕事には守秘義務があるので詳しいことは書けないし、あくまでも「障害児への虐待に関する一般的な話」として読んで欲しい。

福祉の世界にはクソみたいな業者も多いけど、真面目に取り組んでいる業者ってのは、たいてい横の繋がりを持っていて、利用者の情報をそれとなく共有している。

例えば…だけど、デイに来た子どもの身体に痣やギズを発見したとする。

身体障がい児の場合、身体が不自由な分どうしても転んだりしがち…ってところもあるので、支援学校の先生に「Aくんの太ももに痣があったんですが学校で何かありましたか?」と聞いたりもする。もちろん保護者の方にも聞く。

そして怪我や痣などは写真に撮って記録しておく…みたいなことは普通に行われている。

  • 自宅で転んで怪我をした。
  • メンタルが不安定で自傷した。
  • 補助具の装着がキツくて痣ができた。

……等の情報を共有して支援に活かしていく訳だけど、その中で虐待が発見されることもある。

ネグレクトも同じ。体重を測っていて、病気等の理由がないのに体重が減っていれば疑いを持つ。重度障がい児の場合、いくつかの施設が連携していることが多いので、どこかの施設で気付けばいいですよね…みたいな事になっている。

実のところ子どもの虐待って、何らかの障がいを持っている子の比率がめちゃくちゃ高い。「じゃあ、どうして障がい児の虐待が多くなっちゃうの?」って話だけど、これがまた闇が深い。

障がい児を育てるのって、本当に大変なのだ。

子育てをしたことのある人ならイメージしやすいと思うのだけど「永遠に終わらない魔の2歳児を育てている」って感じ。しかも病気になりやすく身体的な介助の量が多いとなると、親は心身ともにくたびれてしまう。

人間は消耗するとイライラするし「つい…」なんてこともある訳だ。

そしてもう1つ「これって、あるあるパターンよね」って話がある。

障がい児の親自身も軽い知的障害か発達障害がある…ってケース。

ケーキの切れない非行少年たち』の話ではないけれど、世の中には「障害者手帳の枠には引っかからないグレーゾーンの人」がいて、彼らが子育てをするのは難しい。しかも子どもに何らかの障がいがあれば尚更。

このブログには仕事の愚痴も書くし利用者さんの話も書いているけれど「ガチでヤバイ」って事案は流石に書けない。そして書けない事案はけっこう多い。

「どうしたら良いのか?」ってことについては現場で働く人達はみんな考えていると思うのだけど、この類のことはナイーブ過ぎて特効薬は見当たらない。

そして虐待は障がい児に限ったことではないけど、日本は親の権利が強過ぎるし、そもそも国が虐待対策に割り振っているお金が少ないので手が回らない…ってのが現実なのだ。

こういう事に少しでも関心を持ってくれる人が1人でも増えることで問題解決の力になればいいな…と思って駄文を書き残してみた。

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放課後等デイサービス
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白い木蓮の花の下で
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