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不登校の子どもの放課後等デイサービスの利用について

つい先日「不登校の子どもが放課後等デイサービスの利用を認めてもらえなかった」と言うツイート見て驚いてしまった。

私が働いている放課後等デイサービスでは不登校の利用者さんがいる。

今回はは「不登校のお子さんの放課後等デイサービスの利用」について書くので、興味のない方はスルーの方向でひとつ。

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不登校での放課後等デイサービスの利用

『放課後等デイサービス』は障害を持ったお子さんの学童保育的な位置づけなのだけど「障害を持った」と言っても障害者手帳や療育手帳を持っていなくても利用することが出来る。

発達障害だったり、俗に言う「グレーゾーン」のお子さんでも、地方自治体(市役所だったり区役所だったり)に申請してOKが出れば利用OK。

ついでに言うなら放課後等デイサービスには国が定めたガイドラインがあって、そのガイドラインにはこんな風に書かれている。

不登校の子どもについては、学校や教育支援センター、適応指導教室等の関係機関・団体や保護者と連携しつつ、本人の気持ちに寄り添って支援していく必要がある。

『放課後等デイサービスガイドライン』より引用

……要するに「不登校のお子さんも放課後等デイサービスを利用出来ますよ」って話。

不登校なら誰でも使えるのか?

放課後等デイサービスは「学校に通っている子どもが放課後に使う」事が前提のサービス。なので「学校の代わりに放課後等デイサービスを利用したい」って考えでの利用はNG。

ただし「学校の授業がある時間に放課後等デイサービスを使うことはできないのか?」と聞かれると「グレーゾーン」としか答えられない。

法律的な設定や縛りがないので、事業所によっては受けてれてくれるし「学校に行かないのに利用しちゃ駄目です」と断られるケースもある。

……ちなみに。私の働いている放課後等デイサービスでは学校をお休みた時も受け入れを行っている。もちろん学校や教育委員会との連携を取っていて「1日家にいるよりも、放課後等デイサービスに行った方が精神的にも良いだろう」と言う考え方。

フリースクールと放課後等デイサービス

不登校のお子さんの場合、最近は「フリースクール」なんて場所を利用するこもと出来る。

ただフリースクールは法的に定められた施設ではなくて、あくまでも塾とか習い事のくくりになるのて利用料金はお高め。

……下衆い話をするけれど、放課後等デイサービスの利用料金は格安設定。

放課後等デイサービスの利用料金はすべて保護者が払う訳ではなくて市区町村発行の受給者証があれば9割が自治体負で1割が自己負担。

放課後等デイサービスは税金によって成り立っているのだ。

だから自治体によっては「不登校のお子さんは民間のフリースクールを利用してください」みたいな方針のところもあるかも知れない。(これについてはあくまでも個人的な見解です)

放課後等デイサービス利用時の学校の出欠

学校に登校できていないお子さんが、放課後等デイサービスを利用した場合、学校に登校していなくても指導要録上出席扱いにする事も出来る。

ただし、この条件はちょっと厳しくて「保護者と学校との間に十分な連携・協力関係が保たれていること」が大前提。

そして自治体や教育委員会の考えや、学校長がOK出してくれないと駄目。

「不登校のお子さんも放課後等デイサービスを利用出来ますよ」ってことにはなっているけれど、実は細かい部分までキッチリと定められている訳じゃないので、解釈次第…って感じではある。

実際の利用イメージ

私の職場の場合、不登校のお子さんはこんな感じで利用している。

学校に行けた日
→デイの車で下校時間にお迎え

学校に行ったけど保健室登校
→給食だけ食べて午後イチでデイの車でお迎え

学校に行けなかった日
→午前中、デイの車でご自宅にお迎え。(お弁当持参)

不登校のお子さんの居場所として活用してもらうのは大事なことだし、デイでは楽しく過ごしてもらうようにプログラムを考えてはいるけれど「放課後等デイサービス大好き。ずっとここに居たい」みたいな流れを作っちゃうのは駄目なのだ。

ちなみに。文部科学省が出した通知にはこんな風に記載されている。

不登校児童生徒への支援は、「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指す必要がある。

文部科学省『不登校児童生徒への支援の在り方について』より引用

相談してみるのはアリアリのアリ

お子さんが不登校で悩んでおられるのであれば「放課後等デイサービス」の利用を考えるのはアリだと思う。

不登校のお子さんが学校に行けなくて苦しいの当たり前だけど、親御さんのストレスだって半端ない。

「学校以外にも子ども居場所がある」ってだけで、親も子も少しは気持ちが楽になると思う。ちょっと子どもと離れてみるのもいいんじゃないかな?

そして言っちゃあなんだけど、不登校のお子さんを受け入れくれる放課後等デイサービスで働く人達はその道のプロ。もうどうしようもない時はプロに頼ってみるのもアリだと思う。

そして、もし自治体に「不登校で放課後等デイサービスは利用出来ませんよ」と言われたら「放課後等デイサービスのガイドラインには不登校の子どもの支援について書かれていますが、利用出来ないってどう言うことですか?」って聞いてみたら良いと思う。

お住まいの場所によって放課後等デイサービスの数が少なかったりすると、不登校の受け入れをしているところがあるとは限らないのだけど、もし不登校の受け入れをしている放課後等デイサービスがあるなら相談してみて欲しい。

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放課後等デイサービス
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白い木蓮の花の下で
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