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放課後等デイサービスの闇の部分。

私が放課後等デイサービスで働くようになってもうすぐ1年になろうとしている。

専業主婦になって10年以上ぶりの社会復帰だったので「人間関係とか大丈夫なのかな?」とか「こんな取り柄の無い主婦に出来ることがあるんだろうか?」と不安で一杯だったけれど、無事に続けることが出来てまずはメデタイ。

それどころか「せったくだからこの機会に保育士の資格も取っておくか」と保育士試験にチャレンジすることになるとは、昨年の今頃は想像もしていなかった。

職場の人間関係は良好で仕事も楽しい。恵まれた職場であることに間違いないけど、どんな世界も光があれば闇もある…ってな訳で、良いこと尽くしとはいかないのが現実なのだ。

今日はちょっとだけ「放課後等デイサービスで働いて感じる闇の部分」について書いておこうと思う。

放課後等デイサービスに限らず障害者に関わる業界がテレビ等で取り上げらる時は美談か、そうでなければ職員の暴力や性犯罪であることが多い。

だけど実は障害者の家族が抱えている闇もけっこうキツイものがある。以前「障害児のいる夫婦の離婚率」について書いたことがあるけれど、離婚してもちゃんと子どもを育てていこうとしている親御さんは立派だし、そんな親御さんの子どもに生まれた子は幸せだと思う。

問題なのは我が子を「いらない子」と考えている親も多い…ってこと。

私のパート先は月曜日から土曜日まで営業していて日曜日は定休日…って感じだけど、放課後等デイサービスは事業所によって営業スタイルが様々で日曜日も開けている事業所もある。

パート先の経営者は「日曜日も開けた方が良いのは分かっているけど、従業員に人間らしい生活をさせたいから日曜日は開けない」と言う方針だけど、実のところ「日曜日も預かってほしい」と言うニーズは多い。

  • 月曜日から日曜日までずっと預かってほしい
  • 夕食を提供してくれるとなお良い(夕食を出す事業所もある)
  • ついでにお風呂にも入れて欲しい
  • 預かり時間は長ければ長い方が良い
  • 出来ればショートステイ(お泊り)も利用したい
  • 支援学校卒業後は施設に入って欲しい

……なんニーズが多いことは、世の中にはあまり知られていない。

少し捕捉すると、日曜日の営業は本来「親のための支援」として行われていて、それ自体は良い取り組みだと思う。

日曜日は両親とも仕事が休みだったとしても、障害をもった子を育てていくのは大変で、親だって休憩が必要なのだ。もう少し突っ込んで言うなら「障害を持たない兄弟を中心に家族が動く日」としてのニーズもある。

だけど「ずっと預かってほしい派」の多くは「障害を持った子は出来るだけ家に居て欲しくない」って言う意思がものすごく強くて、正直ゲンナリしてしまう。

障害の程度が重くて、両親が自宅で子どもを介護していくことが不可能なご家庭が「支援学校卒業後に子どもが穏やかに過ごせる入所施設を探したい」と考えている…みたいなパターンは理解出来るけれど、障害の程度も軽くて両親とも若くて元気で経済力もあるのに「支援学校卒業後は施設に行ってもらいます(キリッ)」みたいなパターンも少なくないのだ。

学生時代…私は教育関係か福祉関係の仕事をしようと思っていたけれど教育実習やボランティアを通じて「この仕事、私には無理だ」と挫折したのはそう言うところ。

どんなに綺麗事を並べていても「障害を持った子は邪魔だし、いない方がいい」と思っている親が一定数いて、若い頃の私はその事実がどうしても受け入れられなかったのだ。

福祉の仕事とか障害者に関わる仕事って綺麗事だけではやっていけない。

今の私は「目の前にいるお子さんが楽しく過ごしてくれたら、それでいいや」くらいの刹那的な気持ちで仕事をしている。自分なりの割り切りと線引が出来ないと、間違いなくメンタルがやられてしまう気がする。

……なんてネガティブなことばかり書いていると絶望的な気持ちになるけど「子どもが可愛くて仕方がない」「子どものために出来るだけのことをしてあげたい」と言う親御さんも多いってことを付け加えておく。

今日は利用者さん的な意味での「闇」の部分について触れてみたけど、機会があれば「悪質業者も多いよね」みたいな部分も書いておきたいな…と思う。

この1年で色々なことが見えてきた。いつまでこの業界で働くのかは分からないけれど、在籍しているうちは精一杯頑張りたいし、色々なことを吸収しておこうと思う。

 

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