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後輩の新人保育士が気になり過ぎる件。

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この4月から私にも後輩が出来た。今までは職場の後輩…と言っても正職員さんだったので、職場歴が浅くても立場的には私が下っ端。だけど働きはじめて3年…ついに非正規後輩保育士がやってきた。

非正規雇用の保育士…と言うと、今まで働いていた(いる)人達はけっこうな年齢で私よりは若いと言っても40代の主婦だった。ところが新しく採用された保育士はなんと26歳! 若い! 私が産んでてもオカシクナイ…まである年齢差。

そもそも論として。人手不足の世の中で20代は貴重。中でも常に人手不足の保育士なんて募集したとて応募がないのだ。20代の保育士なんて業界的には宝物に等しい。

新人保育士は私立保育所で退職した後、児童発達支援センターの非正規職員としてやってきた。私と同じく来年3月末までの契約。独身でお若い方なので「正社員で探した方が良かったのでは?」とも思うのだけど、そこのところはツッコまない方向で。

真面目のな感じのする人で「いつか児発管(児童発達管理責任者)の資格を取りたいんです」と話をしてくれた。

……思わず真顔になってしまったよね。児発管になりたいなら、どうして児童発達支援なり放課後等デイサービスの正社員を狙わなかったのよ?

児発管になるための制度はめちゃくちゃ面倒で上司の推薦が無ければ必要な研修を受けられないし、研修を受けたあとで2年間OJTを受けないと児発管として認められないのだ。児発管を育てるのは大変面倒臭いので「非正規雇用の人を児発管研修に推薦しよう」なんて話にはならないのだ。

黙っていても良かったのだけど「う~ん。ここにいても児発管は無理だと思うよ。だけどここは障害児支援を学ぶには最高の職場だと思うから、しっかり色んなことを吸収してね」みたいな話をした。

なんだか…すごく真面目で熱意のある人なのだけど、なんだかちょっと危うい感じ。私、気になります!

私、気になります!

私、気になります!

せっかくやる気満々な人には申し訳ないのだけれど、今年は通園児さんの人数が異常に少ない。手が足りない時なら経験の浅いフリー保育士も訳が分からいまま容赦なくクラスに放り込まれるのだけど、手が足りている時に経験の浅いフリー保育士がクラスに入る隙は無い。

私が新人の頃はいきなりクラスに放り込まれて、お子さんの顔も名前も分からず、障がいの特性も支援の方法も分からないまま「実践で覚える」みたいな感じで進んでいったけれど、新人保育士は毎日ほぼ雑用ばかりしている。

雑用ばかりさせられていてもモチベーションが下がるだろうから、できるだけ見学と称して療育を見てもらうようにしているけれど、つい先日まで保育士として現場で働いていた人が「見てるだけ~」な毎日を過ごすのはキツイんじゃないだろうか?

若くてやる気があるだけに色々な話をしたりできるだけお子さんと関わりが持てるよう気を使ってみたりしているけれど、モチベーションを持ち続けてくれるかどうか謎過ぎる。

1年間、頑張ってくれると良いんだけどなぁ。

……とは言うものの、新人保育士をどう育てていくか…なんて下っ端の私が考えるような事ではないし、私にはどうすることも出来ない。だけど若くてやる気のある人が微妙な顔で雑用ばかりしているのはどうにも居心地が悪い。

体制的に今は新人保育士が現場に出ることがほぼ無い状況だけど、この状況がずっと続くとは限らない。若くてやる気のある新人保育士が早く現場に出てお子さんと関っていけることを願うばかりだ。

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