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書評

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幸福な王子 オスカー・ワイルド 新潮文庫

クリスマスが近づいてくると、ふと読みたくなる1冊。 クリスマスってのは西洋の行事なので、西洋の話を読みたくなるのは自然な...

マレフィセント エリザベス・ルドニック 偕成社

ディズニー映画の『眠れる森の美女』をベースにして作られた『マレフィセント』と言う映画の原作本。 偕成社から出ているディズ...

ジャイアンツ・ハウス エリザベス・マクラッケン 新潮社

人間嫌いの女性司書と、巨人症の少年の恋……ってことらしい。 恋人同志の年の差は14歳。テーマとしては、かなり魅力的だった...

チョコレート・アンダーグラウンド アレックス・シアラー 求龍堂

もしも私が「夏休み読書感想文課題図書」を選ぶ立場にあったなら、迷わずこの作品を選ぶ。面白かった。 実に面白かった。 とあ...

輝ける灰色の贈り物 アリステア・マクラウド 新潮社

善良なカナダ人の書いた、善良な短編小説集であった。 けっこう評判が良いようなので期待していたのだが、期待以上に素晴らしい...

勇敢な娘たちに アリス・ウォーカー 講談社

毎度ながら、黒人であること、女性であることについて考え、また黒人女性の地位向上のための運動家でもあるアリス・ウォーカーの...

カラー・パープル アリス・ウォーカー 集英社文庫

『カラー・パープル』はスピルバーグが監督した、同名の映画を観て感動したのが読もうと思ったキッカケだった。 私にとって、シ...

おばけのバーバパパ アネット・チゾンとテラス・テイラー 偕成社

バーバパパは「ピンク色のヒョウタン」のようなキャラクターで、キャラクターグッズも沢山売り出されているし、いくつかの企業の...

ふたりはともだち アーノルド・ローベル 文化出版局

かえるくんとがまくんが活躍するシリーズは私が激愛する絵本なの思い入れたっぷりに書いてみようと思う。 かえるくんと、がまく...

第三の嘘 アゴタ・クリストフ ハヤカワepi文庫

『悪童日記』そして 『ふたりの証拠』に続く三部作の完結編である。 『悪童日記』で衝撃を、『ふたりの証拠』で新たな謎を『第...

悪童日記 アゴタ・クリストフ ハヤカワepi文庫

私がこの本にキャッチ・コピーを付けるなら『ヤバイくらいに面白い』にすると思う。 問答無用でズルズルと引き込まれてしまった...

さゆり アーサー・ゴールデン 新潮文庫

外国人の書いた花柳小説。「外国人に日本の芸者風俗が書けるのだろうか?」と、少々疑問に思いつつ手にとってみたのだが、なかな...

水に埋もれる墓 小野正嗣 朝日新聞社

『水に埋もれる墓』は私に受け付けない文章だったが、ある意味において上手いと思う。読んでいて気分が悪くなる文章なのだ。モダ...

夏と花火と私の死体 乙一 集英社文庫

ジャン・コクトー風味ただよう物語だった。 17歳で書いたとは思えないほどの出来栄え。「死体の視点」というのも面白いし、子...

暗黒童話 乙一 集英社

ひとことで感想を語るなら「そこそこ出来たB級ホラー」ってところだろうか。 童話にホラーを絡めるのも、眼球に持ち主の記憶が...

GOTH 乙一 角川書店

初めて読んだ『石の目』が良かったので、続けてこれも読んでみた。 図書館のホラーの棚に並んでいたし、猟奇殺人を扱った連作短...

石の目 乙一 集英社

子供の頃から、お話を読むのが、好きで好きでたまらなかった人が書いた小説だなぁ……と思った。 創作童話風の短編が4つ収録さ...

愛情はふる星のごとく 尾崎秀実 青木書店

『愛情はふる星のごとく』は作者の尾崎秀実が獄中から家族に当てて書いた手紙をまとめた書簡集。 尾崎秀実は理論家で、ジャーナ...

押入れのちよ 荻原浩 新潮社

巷で「面白い」と言っている人が多かったので、図書館で借りるのを楽しみにしていたのだけど……それほど面白いとは思わなかった...

明日の記憶 荻原浩 光文社

実に面白かった。なんと言うか、かなり良かった。「そうか、こう来たか!」ってレベルで。 若年性アルツハイマー症候群で記憶を...

オロロ畑でつかまえて 荻原浩 集英社文庫

それなりに楽しめる1冊だった。 村おこしシリーズと言うべきか、広告代理店シリーズと言うべきか。『メリーゴーランド』だの『...
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