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オロロ畑でつかまえて 荻原浩 集英社文庫

それなりに楽しめる1冊だった。

村おこしシリーズと言うべきか、広告代理店シリーズと言うべきか。『メリーゴーランド』だの『神様からひと言』だのと、ネタはかぶっているけれど、これだけ同じネタを使っていながらも。

それなりに読ませる作品に仕上げているところは流石だと思う。

もっとも、荻原浩はこの作品でデビューしているらしいので、私は新しい作品から遡って読んだことになるのだけれど。

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オロロ畑でつかまえて

人口わずか三百人。主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ、オロロ豆。

超過疎化にあえぐ日本の秘境・大牛郡牛穴村が、村の起死回生を賭けて立ち上がった!ところが手を組んだ相手は倒産寸前のプロダクション、ユニバーサル広告社。

この最弱タッグによる、やぶれかぶれの村おこし大作戦『牛穴村 新発売キャンペーン』が、今始まる―。

アマゾンより引用

感想

エンターテイメント小説だと思う。軽くて、癖がなくて読みやすい。

登場人物が面白くて、最後も気持ちよくまとまっている。登場人物の個性が濃くて、主人公は単なる語り部になっていたのは、ちょっと残念な気がした。

たぶん……村おこしネタと主人公の人生を重ねたかったのだと思われるのに語り部になってしまったのは勿体無い気がする。

そういう意味では、その後に続く同じネタシリーズの『メリーゴーランド』なんかは、間違いなく成長しているように思う。

荻原浩の作品を読むのは4冊目だけれど、そこそこ上手い作家さんだと期待している。

これからも追いかけていきたいと思うのだけど、いかにも優等生から抜け出せていないのが少し残念に思う。

上手いんたけど、圧倒的なパワーに欠けると言うべきか。

どの作品も「こじんまり」としていて、ホームラン級ではないのだ。得点打には違いないけど、送りバンド……という印象。次の作品に期待したい。

若年性アルツハイマーの主人公が出てくる話が、かなり良いと聞いたので、次はそれを読んでみたいと思う。

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白い木蓮の花の下で
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