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夏と花火と私の死体 乙一 集英社文庫

ジャン・コクトー風味ただよう物語だった。

17歳で書いたとは思えないほどの出来栄え。「死体の視点」というのも面白いし、子供達だけで悪いことをする…って設定も良い。

鬼ごっこのように続いていく物語の作りが素敵で、ドキドキしながら読んでしまった。

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夏と花火と私の死体

九歳の夏休み、少女は殺された。

あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく―。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような四日間の冒険が始まった。

次々に訪れる危機。彼らは大人たちの追及から逃れることができるのか?死体をどこへ隠せばいいのか?

アマゾンより引用

感想

ジュニア小説か、あるいは児童小説の域を出ないけれど、子供向けのお話で、ちょっぴりダーク。ここまで面白い作品は無かったと思うだけに、個人的には高評価。

援助者の使い方も、なかなか良かった。

最近、なんだか思わせぶりな登場人物を出しておきながら、エピソードを回収しないままで終わっちゃうような小説が多いので、当たり前の事を当たり前のようにこなしてもらって、とても嬉しい気分である。

「17歳で、こんなスゴイ物が書けるだなんて、この先どうなっちゃうんだろう?」と言いたいところだけれど、最近のものを先に読んじゃったの「デビュー作が1番輝いていたし面白かったね」ってなっちゃうところが、少し切ない。

乙一の持っている力が良い形で凝縮された作品なのだと思う。

「子供って、大人が考えているほど子供じゃないよ…」ってところが上手く表現されていたと思う。

いっぱしに悪いことをを考えたりもするし、目先のこと追いかける欲どおしさだってあるのだ。

特に『夏と花火と私の死体』では少女の嫉妬心が嫌らしく書けていて「上手いなぁ」と思った。少女小説に出てくるような「聖なる子供」も好きだけど「悪い子供」もまた好きだ。

夏休みに読むには最適な1冊だと思った。

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白い木蓮の花の下で
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