読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

書評

スポンサーリンク

うなぎ女子 加藤元 光文社

あまりにも美味しそうな表紙だったので思わずジャケ借りしてしまった。私はお店でちゃんとした鰻を食べた経験が乏しいことも手伝...

銀河鉄道の父 門井慶喜 講談社

宮沢賢治の父親の視点から宮沢賢治と彼の父親を描いた作品。伝記ではなくあくまでも小説なので作者自身の解釈がふんだんに盛り込...

毒母ですが、なにか 山口恵以子 新潮社

私にとって作者山口恵以子は最近の言葉を使うなら、ここ数年の「推し」なのだけど残念ながら今回の作品は面白くなかった。好きで...

砂上 桜木紫乃 角川書店

凄く面白かった。今年読んだ本の中で間違いなくベスト3に入るほどに。人生に行き詰まった中年女性が作家デピューするまでの経緯...

新 13歳のハローワーク 村上龍 幻冬舎

『新 13歳のハローワーク』はかつて一世を風靡した『13歳のハローワーク』の改訂版。私は『13歳のハローワーク』が出版さ...

十代に共感する奴はみんな嘘つき 最果タヒ 文藝春秋

題名に惹かれて手に取った。切れっ切れでグッとくる題名だと思う。しかし最初に断っておく。私は40代の正直者なのでこの作品に...

消えない月 畑野智美 新潮社

畑野智美は初挑戦の作家さん。ジャンルはミステリ。ミステリは苦手なのだけど、この作品は殺人とか推理ではなく、ストーカーがテ...

R帝国 中村文則 中央公論新社

分かりやすいディストピア小説だった。中村文則の作品を読むのはこれが初めてなのだけど「センスあるなぁ」と感心した。ディスト...

喰ったらヤバいいきもの 平坂寛 主婦と生活社

このサイトでは本の感想と言っても小説以外の物をアップする事は滅多にない。特に決まりがあるわけでもないのだけれど、読んだ物...

茄子の輝き 滝口悠生 新潮社

滝口悠生、芥川賞受賞後、第一作とのこと。滝口悠生の作品は1冊だけ読んでいるけれど、受賞作は読んでいない。ちなみ以前に読ん...

嘘と人形 岩井志麻子 太田出版

『嘘と人形』は好き嫌いが別れると思うのだけど、とりあえず今までの岩井志麻子の作品を期待して読むとガッカリすると思う。ひと...

星の子 今村夏子 朝日新聞出版

前回読んだ『あひる』が良かったので手に取ってみた。芥川賞候補作。『あひる』を気に入っていたものだから「あの作品を書いた人...

カンパニー 伊吹有喜 新潮社

リストラ候補に上がっている製薬会社の中年サラリーマンがバレエ団に出向し、バレエの公演に取り組むお仕事小説。池井戸潤のお仕...

ジゼルの叫び 雛倉さりえ 新潮社

「女による女のためのR-18文学賞」の最終候補になったデビュー作『ジェリー・フィッシュ』に続く2作目。前作は軽く物足りな...

祝言島 真梨幸子 小学館

真梨幸子は最近「イヤミスの女王」と呼ばれているらしい。イヤミスとは読後、嫌な気分になるミステリーのこと。『更年期少女』を...

奴隷小説 桐野夏生 文藝春秋

『奴隷小説』は題名の通り、奴隷をテーマにした7つの短編からなる短編集。「流石は桐野夏生!」と唸ってしまった。物凄く嫌な感...

ボクたちはみんな大人になれなかった 燃え殻 新潮社

Twitterで評判が良さそうだったので読んでみた。好き嫌いはともかく、おっさんホイホイ的作品だと思う。読みはじめて思っ...

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと 西原理恵子 角川書店

『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』は巷で大変評判が良いので読んでみた。本の内容は題名が全てと言って良い。...

若葉の宿 中村理聖 集英社

デビュー作である『砂漠の青がとける夜』に続く2作目。今回の作品も京都が舞台。京都の町家旅館に育ったヒロインの成長する姿を...

デンジャラス 桐野夏生 中央公論新社

『デンジャラス』、かなり面白かった!谷崎潤一郎と桐野夏生が好きな人には是非とも読んで欲しい作品。『細雪』の次女雪子のモデ...

ゼンマイ 戌井昭人 集英社

面白かった。この作品、すごく好き。たぶん私は戌井昭人と波長が合うのだと思う。戌井昭人の書く話って感動巨編でもないし、考え...
スポンサーリンク