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書評

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R帝国 中村文則 中央公論新社

分かりやすいディストピア小説だった。中村文則の作品を読むのはこれが初めてなのだけど「センスあるなぁ」と感心した。ディスト...

喰ったらヤバいいきもの 平坂寛 主婦と生活社

このサイトでは本の感想と言っても小説以外の物をアップする事は滅多にない。特に決まりがあるわけでもないのだけれど、読んだ物...

茄子の輝き 滝口悠生 新潮社

滝口悠生、芥川賞受賞後、第一作とのこと。滝口悠生の作品は1冊だけ読んでいるけれど、受賞作は読んでいない。ちなみ以前に読ん...

嘘と人形 岩井志麻子 太田出版

『嘘と人形』は好き嫌いが別れると思うのだけど、とりあえず今までの岩井志麻子の作品を期待して読むとガッカリすると思う。ひと...

星の子 今村夏子 朝日新聞出版

前回読んだ『あひる』が良かったので手に取ってみた。芥川賞候補作。『あひる』を気に入っていたものだから「あの作品を書いた人...

カンパニー 伊吹有喜 新潮社

リストラ候補に上がっている製薬会社の中年サラリーマンがバレエ団に出向し、バレエの公演に取り組むお仕事小説。池井戸潤のお仕...

ジゼルの叫び 雛倉さりえ 新潮社

「女による女のためのR-18文学賞」の最終候補になったデビュー作『ジェリー・フィッシュ』に続く2作目。前作は軽く物足りな...

祝言島 真梨幸子 小学館

真梨幸子は最近「イヤミスの女王」と呼ばれているらしい。イヤミスとは読後、嫌な気分になるミステリーのこと。『更年期少女』を...

奴隷小説 桐野夏生 文藝春秋

『奴隷小説』は題名の通り、奴隷をテーマにした7つの短編からなる短編集。「流石は桐野夏生!」と唸ってしまった。物凄く嫌な感...

ボクたちはみんな大人になれなかった 燃え殻 新潮社

Twitterで評判が良さそうだったので読んでみた。好き嫌いはともかく、おっさんホイホイ的作品だと思う。読みはじめて思っ...

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと 西原理恵子 角川書店

『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』は巷で大変評判が良いので読んでみた。本の内容は題名が全てと言って良い。...

若葉の宿 中村理聖 集英社

デビュー作である『砂漠の青がとける夜』に続く2作目。今回の作品も京都が舞台。京都の町家旅館に育ったヒロインの成長する姿を...

デンジャラス 桐野夏生 中央公論新社

『デンジャラス』、かなり面白かった!谷崎潤一郎と桐野夏生が好きな人には是非とも読んで欲しい作品。『細雪』の次女雪子のモデ...

ゼンマイ 戌井昭人 集英社

面白かった。この作品、すごく好き。たぶん私は戌井昭人と波長が合うのだと思う。戌井昭人の書く話って感動巨編でもないし、考え...

空にむかってともだち宣言 茂木ちあき 国土社

2017年度青少年読書感想文全国コンクール、中学年の課題図書。夏休みの読書感想文と聞いただけで、苦々しく思い出が込み上げ...

カラダはすごい! モーツァルトとレクター博士の医学講座 久坂部羊 扶桑社新書

作者の作品はこれで4冊目。今回は小説ではなく医学エッセイ。「最近、暑くて長文を読む集中力が無い」と言う方に是非オススメし...

テロリストの処方 久坂部羊 集英社

『老乱』『廃用身』が続けて面白かったので他の作品も読んでみようと図書館で手に取ったのだけど、これは…イマイチ。駄作とまで...

父 Mon Père 辻仁成 集英社

前回読んだ『息子に贈る言葉』が良かったので続けてこれも読んでみた。『息子に贈る言葉』はツイッターのまとめ本だったけれど、...

大沼ワルツ 谷村志穂 小学館

北海道の大沼と言う場所が舞台の物語。私は谷村志穂の作品はそこそこ読んでいるのだけれど、北海道出身の人だとは知らなかった。...

クラウドガール 金原ひとみ 朝日新聞出版

金原ひとみと言えば若くして芥川賞を受賞した女性作家として知られているけれど、彼女も今年(2016年)で33歳とのこと。私...

諦めない女 桂望実 光文社

面白かったと聞かれたら、まぁ面白かったし、それなりに希望が見い出せるラストではあったのだけど、読後ものすごく微妙な感じの...
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