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テロリストの処方 久坂部羊 集英社

老乱』『廃用身』が続けて面白かったので他の作品も読んでみようと図書館で手に取ったのだけど、これは…イマイチ。

駄作とまでは言わないけれど、何しろ先に読んだ2冊が面白過ぎた。

久坂部羊は多作な人らしいので、前作作品が大当たり…とはいかなかったようだ。

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テロリストの処方

医療費の高騰で病院に行けなくなる人が急増した日本。医療勝ち組と負け組に患者が二分され、同じく医師も、高額な医療で破格の収入を得る勝ち組と、経営難に陥る負け組とに二極化。

そんな中、勝ち組医師を狙ったテロが連続して発生する。現場には「豚ニ死ヲ」の言葉が残されていた。

若くして全日本医師機構の総裁となった狩野のもとにも、脅迫状が届く。

医事評論家の浜川は、狩野に依頼され、テロへの関与が疑われる医師・塙の行方を探すことに。三人は医大時代の同級生だったのだが――。

アマゾンより引用

感想

ジャンルは医療ミステリ。近未来で医療格差が現代よりも酷くなっている…と言う設定。勝ち組医師と呼ばれる医師達を狙ったテロが次々と起こる。

主人公は医事評論家。勝ち組医師のテロ問題と並行して「ネオ医療構想」と言う医療改革がはじまり、主人公はその2つに巻き込まれていく…と言う筋書き。

作者は今の医療に対して色々と思うところがあるのだな…と言うところは伝わった。

そして私自身も「確かになぁ」とか「分かるわぁ」と思うところも多かった。医療格差問題もそうだし、保険点数を稼ぐために過剰な医療を施すのもそうだし。

私の実母は病院に行きまくっている人なのだけど、正直なところ「そこまでする必要ある?」と思う検査や薬が多いのだ。しかし「本人がそれで納得するなら、それはそれでありなのか?」と思うところもあったりする。

しかし作者の考えとか心意気に感じ入るのと作品が面白いのは別の話。ハラハラ・ドキドキを味わうミステリとしては力弱い感じ。

特に後半は雑でバタバタした印象を受けた。

医療ミステリなだけあって登場人物はインテリ揃いなのだけど、思い入れ出来るような人が1人もいなかったのも「面白くない」と感じた理由の1つだたと思う。

似たような人間が集まってワーワー言っている印象を受けた。もうちょっと登場人物達に個性が欲しかったな…と思う。

個人的にはイマイチだと思ったけれど2時間ドラマにしたらそこそこ面白いかも…とは思った。

演技派の役者さんが演じたら、私が「似たような人間が集まってワーワー言ってる」と感じた部分が補完されて面白くなるかも…なんて。

残念ながらこの作品はそこまで面白いとは思えなかったけれど、また作者の他の作品を読んでみたいと思う。

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白い木蓮の花の下で
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