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女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと 西原理恵子 角川書店

『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』は巷で大変評判が良いので読んでみた。

本の内容は題名が全てと言って良い。

西原理恵子が自分の娘に伝えたい事が切々と書かれている。

私は西原理恵子の事が好きでも嫌いでもないけれど、正直「そこまで役立つ本かな?」と疑問に思ってしまった。最初に謝っておきます。

今回はあまりヨイショしないので西原理恵子好きな方はスルーしてください。

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女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

七転び八転びしながら仕事に全力投球し子どもを必死に育てあげたサイバラかあさんが、今だからこそ言っておきたい、厳しくもハートフルな人生指南。

「王子様を待たないで。お寿司も指輪も自分で買おう」――

目下子育てに奮闘しているママにも、反抗期まっさかりの子どもにも、大きくなった元・女の子の娘さんにも、胸にすとんと落ちるメッセージは、血の通った経験則にもとづく幸せの極意。

これからの時代を自立的に生きるための気づきが満載です!

アマゾンより引用

この作品を読んで1番に思ったのは「西原理恵子さんも年取ったなぁ」って事。

なんかね…説教臭い。あと自分語りが凄い。

ヤンキーの「若い頃はヤンチャしてましたわ」的な。西原理恵子は立派になりすぎて異を唱えちゃいけない……みたいな風潮があるけれど、あえて言いたい。

「ヤンキーがなんぼのもんじゃい!」と。貧乏だろうが不幸な育ちだろうが、ヤンキーになる人はなるし、ならない人はならない。

むしろヤンキー化しない人真面目な人間の方が多いのに世の中はヤンキーの方が声が大きいので、どうしても「若い頃はヤンキーやってて」みたいなノリが神格化されるのはいかがな物かといつも思う。

そして肝心の話なのだけど。

  • 王子様を待たないで。お寿司も指輪も自分で買おう。
  • ダイヤモンドをくれる男より、一緒にリヤカーひいてくれる男がいい。
  • 女も50をすぎれば、どんな失敗もざっくり笑い話になる。
  • 要らんプライドをへしおられてからが本当のはじまり。
  • 「好きなことだから、お金はもらわなくてもいい」ではダメ。

書かれている事は実に正論。

正論なんだけど微妙に賛同できない感じ。と言うのも作者が語りかけているのは「女性」と言うことになっているけれど、実のところ「ある種の女性」にしか通用しないのだ。

ある種の女性と言うのは俗にいうところの「ダメンズ」と呼ばれる人達。

DVとかアル中とかヒモとかになっちゃう男性が好きで共依存に陥っちゃうタイプ。たぶん、このタイプの女性には格言として役に立つとは思うのだけど、そうでないタイプの人間にとっては「何言ってんだ?」と思ってしまう。

私が作者に同意できないのは「女を売りにして上手いこと世の中を渡っていけるタイプ」を完全にスルーしてしまっていて「女は働いて金を得て1人で子ども育たてていくのが最高」みたいな価値観に固執しているところ。

私自身は残念ながら女を売りにして上手いことやっていたタイプではないけれど世の中にはそう言う人も沢山いるのは理解しているし「自分の得意ジャンルでのし上がっていくのもアリだよね」と思っている。

しかし西原理恵子の世界ではその類の人については「無かった事」くらいの位置付けになっている。

「女の美貌はいつかは衰えるし若さが無くなつたらオシマイ」くらいの感じで書かれているのはどうなんだろう…といつも思う。

おばあさんだって後妻業が出来るくらいなのだ。

若さだけの問題でもないと思うのだけど、もしかしたらそれは作者自身のコンプレックスの裏返しなのかも。

さて。あまり文句ばかり書いているのも何なので良いところも書いておこうと思う。

結局のところ西原理恵子は愛情深い人なのだと思う。夫への愛、娘への愛。そして自分と同じ道を歩いていこうとしている女の子達に対する先輩としての愛。

たぶん、西原理恵子が好きな人って西原理恵子の懐の深さと言うか、愛情溢れる叱咤激励に惹かれてしまうのではなかろうか。

ササッと手軽に読めるし、役立つ知識もふんだんに織り込まれているので中高生の女の子に読んでもらたいいな…と思った。

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