読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

"姫野カオルコ"

ブスの自信の持ち方 山崎ナオコーラ 誠文堂新光社

私は山崎ナオコーラの作風が好きじゃなくて、前回読んだ『偽姉妹』では「山崎ナオコーラの作品はこれを限りに卒業しようと思う」...
日記

『私を笑わないで』から考えるダイエットと容姿否定について。

近所の人から漫画アプリの『comico』で連載されている『私を笑わないで』が面白いと聞いたので読んでみた。たぶん、流行っ...
本の話

作家のデビュー年齢とその後の活躍。あの作家はいまどこに?

先日、夫に『12歳の文学賞』を受賞した鈴木るりかが書いた『さよなら、田中さん』がいかに素晴らしいかを力説していたら、夫か...

さよなら、田中さん 鈴木るりか 小学館

小学生が対象の文学賞『12歳の文学賞』を3年連続受賞した鈴木るりかが受賞作に大幅加筆した作品と書き下ろしからなる短編集。...

50音別作家一覧

当サイトで感想文を掲載している50音別の作家一覧を作りました。作家名・作品名等で検索する事も出来ます 作家名で50音別に...
日記

桃の誘惑。

商店街の果物屋で桃を買った。小ぶりの桃で2個250円。いくら小ぶりの桃だと言っても控えめに言って安過ぎる。果物屋さんが言...

ひっ 戌井昭人 新潮社

私。戌井昭人がかなり好きなのだと思う。この人の描く駄目人間はどうしてこうまで魅力的なのか?2012年度の芥川賞候補だった...

切腹考 伊藤比呂美 文藝春秋

私はWEB上で本の感想を書くようになって、けっこう長いのだけど地雷作家と言うか「感想が書き難い作家」がいる。作家自身がど...

夫のちんぽが入らない こだま 扶桑社

ツイッター界隈で面白いとの評判を聞き、矢も盾もたまらずアマゾンでポチってしまった。基本的に本はまず図書館で借りて面白かっ...
本の話

2016年の読書総括。

随分と気が早いけれど今年1年間を振り返ってみての読書総括など。今年は現在までに読んだ本(感想は追いついていません)は72...

報われない人間は永遠に報われない 李龍徳 河出書房新社

李龍徳の作品を読むのはこれで2冊目。私、けっこう好きみたい。デビュー柵の『死にたくなったら電話して』が好きな人は楽しめる...

温泉妖精 黒名ひろみ 集英社

なんとなく疲れ気味の時に図書館に行って「しんどい作品は読みたくないし温泉とかいいかも」と思って手に取った、第39回すばる...
日記

読書の春。「好き」の暴走。

白い木蓮が散り、桜の花が咲き始めた。私は世の中にある花の中で白い木蓮の花がいっとう好きなのだけど、白い木蓮の花って咲いて...

嘆きの美女 柚木麻子 朝日新聞出版

『嘆きの美女』は引篭りニートの駄目ヒロインの成長物語。主人公は「いかにも」なテンプレート的ヲタク女子。そして、そんなヲタ...

助教授ルリコの恋 谷村志穂 集英社

それほどの力作だとは思えないし、上手いってほどでもないのだけれど、なぜかドップリとハマってしまった。35歳の助教授ルリコ...

妖精愛 谷村志穂 河出書房新社

谷村志穂は「なんとなく胡散臭くて好きになれないかも」という、読まず嫌いとしか言いようのない理由から、今まで手に取ったこと...

花束 木村紅美 朝日新聞出版

予備校の女子寮が舞台にした連作短編。春・夏・秋・冬とエピローグに分かれていて、それぞれの章ごとに主人公が違う。主人公はみ...

乙女の密告 赤染晶子 新潮社

『乙女の密告』は2010年度の芥川賞受賞作。近年、芥川賞作品には全く期待していなくて、この作品も読むつもりは無かったのだ...