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本の感想

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明日この手を放しても 桂望実 新潮社

『明日この手を放しても』は19歳で中途失明した完璧主義の妹と、大雑把な性格の兄との12年間を描いた作品。 テーマはズバリ...

ハルモニア 鹿島田真希 新潮社

う~む。イマイチ。悪くはないと思うのだけど、私とこの作家さんの作風は相性が悪いようだ。 需要はあると思う。好きな人はハマ...

女の庭 鹿島田真希 河出書房新社

なんだかなぁ。ものすごく面白くなかった。 ここまで退屈な本を読んだのは久しぶり。『ピカルディーの三度』を読んで「これから...

ピカルディーの三度 鹿島田真希 講談社

「タブー」ばかりを集めた短編集。 表題作は音大を目指している男子高校生と音楽教師の同性愛だの近親相姦だのがテーマだったり...

八日目の蝉 角田光代 中公文庫

『八日目の蝉』は何年か前に流行してドラマ化、映画化された作品。なんとなく地雷臭がして今まで読んでいなかったのだけど、ふと...

対岸の彼女 角田光代 文春文庫

今まで読んだ角田光代の作品の中では1番面白かった。直木賞受賞作とのこと。 専業主婦でハウスクリーニングの仕事を始めた子持...

今、なにしてる? 角田光代 朝日新聞社

先に読んだ『これからはあるくのだ』が面白かったので、続けてチャレンジしてみたのだけれど、これはちっとも面白くなかった。 ...

これからはあるくのだ 角田光代 理論社

失業記念読書、第1冊目。 『これからはあるくのだ』はエッセイ集。題名をみた瞬間に「失業中に読む本はこれ以外に考えられない...

だれかのいとしいひと 角田光代 白泉社

誰で本を選ぶ時のポイントをいくつか持っていると思う。 雑誌やネットで読んだ書評だったり、友人の薦めだったり、本の帯に惹か...

世界の中心で、愛をさけぶ 片山恭一 小学館

良い意味において、期待を裏切られてしまった。 はじめて手にとった片山恭一の作品は「なんだか知らないけど薄っぺらくて屁理屈...

満月の夜、モビイ・ディックが 片山恭一 小学館

今回もまた題名に惹かれて手に取ってしまった。 最近「題名」に惹かれることが多い。書店や図書館へ行っても心くすぐられる長い...

ひなのころ 粕谷知世 中央公論社

自分の少女時代を彷彿とさせてくれた作品だった。 ある少女の4歳から17歳までの物語で「4歳の春」「11歳の夏」「15歳の...

ロマンティックな狂気は存在するか 春日武彦 新潮OH!文庫

小説ではなく、ハウ・ツー本、あるいは実用書的な1冊である。精神科医である著者が、実例にもとずいて、自らの意見を展開してい...

黄泉がえり 梶尾真治 新潮社

書店で平積みされていたので、あまり期待せずに読んだのだけれど、これが意外と面白かった。 「なんだか分からないけれど死んだ...

檸檬 梶井基次郎 新潮文庫

なにげに、やるせない気分になった時に、読みたくなる作品である。 初めて読んだのは国語の授業の課題だったと思う。 檸檬爆弾...

からすのパンやさん かこさとし 偕成社

我が家は基本的に「米飯人」なので、台所にパンがストックされていることが少ないのだが、今日はなぜかロールパン置いてあった。...

どろぼうがっこう かこさとし 偕成社

『どろぼうがっこう』は「かこさとしおはなし絵本」というシリーズに収録されている1冊。 幼稚園や学校の図書室、はたまた移動...

だるまちゃんとだいこくちゃん かこさとし 福音館書店

かこさとしが描いている「だるまちゃんシリーズ」は子供の頃から大好きだったが今でも新作が出ているとは知らなかった。 私が子...

加賀乙彦と津村節子の対話 愛する伴侶を失って 加賀乙彦・津村節子 集英社

加賀乙彦と津村節子の対話本。どちらも好きな作家さんだけあって読み応え抜群の1冊だった。 題名から想像出来るけれど、この作...

ザビエルとその弟子 加賀乙彦 講談社

最近、ついつい読みやすい本にばかり流されがちだった。 「頑張って読まなきゃ」って雰囲気がある作品を避けていたのだけれど、...

夕映えの人 加賀乙彦 小学館

手堅い感じで面白かった。 題名のイメージだけで手に取ったので「白い横顔が美しい人妻」と不倫する話かと勝手に思ったものだっ...
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