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ヤる女 萱野葵 角川書店

なんてムカツク文章を書く作家さんなんだろう。

萱野葵の作品を読むのはこれで2冊目。『ダンボールハウスガール』を読んだ時も、たいがいムカついたものだけれど、この作品はそれ以上だった。

もっとも、こういう挑発的な題名の本を手に取る私も、どうかしていると言えなくもないのだけれど。

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ヤる女

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ザックリとこんな内容
  • ヒロインは貧乏で奨学金を貰いながら大学を卒業したのだけれど、OLを経て売春婦になった女性。
  • ヒロインはちょっと心を病んでいて薬マニア。
  • 「人を殺して得られる到達感と、殺人衝動を我慢し続ける表面だけの平和な日々。いったいどちらが幸せなのだろう」と人を殺して鑑別所に収監されることを夢見る。

感想

設定だけだと、今の流行がギュギュッっと濃縮されていて面白そうなのだけど、私はヒロインにこれっぽっちも共感できなかったし魅力を感じることができなかった。

『ダンボールハウスガール』を読んだ時も思ったのだけれど、この作家さんって本当の意味でお金の苦労をしたことがないような気がする。

この作品だと、母子家庭で奨学金もらってバイトしなければいけない女の子が小金持ちの女友達とタメで付き合えるとは思えないのだけど。

まして高校時代に「ドーナツ屋でたむろする」だの「お揃いのトレーナーを買う」だの「クリスマスにケーキを焼いてプレゼント交換をする」だなんて思い出を持てるだろうか?

それって恵まれた家庭のお嬢さんが過ごした恵まれた少女時代だと思うのだけど。

調べたところ萱野葵は上智大学卒とのこと。はじめてのバイトは大学2年生とのことなので、恵まれて環境にあったのだと思う。ただ、小説家を志してからは食べていけないのでバイトは経験しているらしい。

とにかく設定に無理があり過ぎる。ヒロインだけでなく、登場人物の設定がすべからく現実離れしていたのも気になるところ。

作者は作家として、何を見ているんだろう? 世間のことを知らなさ過ぎ。あるいは知っていて、わざと稚拙に書いているのだろうか?

ダメ人間とか、逝っちゃってる人が悪いとは思わない。

だけど自分のことを棚にあげて、他人を馬鹿にしたり、貶めたりするタイプの人間って私は大っ嫌いなのだ。そして、もって嫌なのは他人平気で傷つけて、しゃあしゃぁとしているところ。

せめて読ませてくれるストーリーなら、それでも許せたのかも知れないけれど。物語の構成が良いという訳でもなかったのだ。

この作家さんの作品は、もう2度と読まないと思う。それくらい不愉快な作品だった。

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白い木蓮の花の下で
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