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ねにもつタイプ 岸本佐知子 ちくま文庫

遠くで暮らす友人が「読んでみて」とわざわざ送ってくれたエッセイ本。

親しい人から本を薦められるのって、けっこう好きだ。「あの人が好きな本って、どんな感じだろう?」とか、そもそも「この本を読んで自分を思い出してくれた」って事自体が嬉しくてならない。

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ねにもつタイプ

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コアラの鼻の材質。郵便局での決闘。ちょんまげの起源。新たなるオリンピック競技の提案。「ホッホグルグル」の謎。パン屋さんとの文通。矢吹ジョーの口から出るものの正体。「猫マッサージ屋」開業の野望。バンドエイドとの正しい闘い方―。

奇想、妄想たくましく、リズミカルな名文で綴るエッセイ集。

読んでも一ミクロンの役にも立たず、教養もいっさい増えないこと請け合いです。

アマゾンより引用

感想

ネタが走っている感じのエッセイ本だった。

ネタ系のエッセイって、好き嫌いがキッパリ別れるところだけれど私の好みの方向だった。説明するのが難しいのだけど「他人にとっては、ものすごくどうでもいいような事だけど、自分にとっては大問題」というような話ばかりを集めている感じ。

例えば、子どもの頃、家にあった足踏み式のミシンの話とか、高いところが好きな話とか、「むしゃくしゃして」という表現についての考察とか。

「どうでもいい」と言えば、どうでもいいような話ばかりなので、人に薦めるのは微妙に難しいのだけど、ちょっと軽いものを読みたい時とか、電車での移動時間に読むとか、そういう時には持ってこいだと思う。

「あ~。それって分かるわぁ」とか「あるある、あるよね」とか思えるネタが1つくらいはあるように思う。

私が1番気に入ったのは『じんかん』という作品。

それまで気にもとめていなかったことが、突然どうしようもなく変に思える瞬間がある……という話。

私は日常生活の中の「変な感じ」とか「違和感」って、大人になったら無くなるものだと思っていたのだけれど、大人になっても変わらなくて、「変な感じ」を私と同じように感じている人がいるってところに、やたら親近感を持ってしまった。

久しぶりにに作者と話をしてみたい(本当にそんな機会があったとしても、緊張してロクに話なんて出来ないだろうけど)と思える面白い作品だった。

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白い木蓮の花の下で
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