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本の感想

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美しい心臓 小手鞠るい 新潮社

ツイッターで良さげなツイートがガンガン流れてきたので手にとってみた。 「悪魔的なまでに純粋な恋愛小説」って触れ込みだった...

ショパンとサンド 愛の奇跡 小沼ますみ 音楽の友社

先日観た『戦場のピアニスト』という映画に、やたらとショパンのピアノ曲が使われていたので、なんとなくショパンがらみの本が読...

朽葉色のショール 小堀杏奴 講談社文芸文庫

『朽葉色のショール』は高校時代に読んだことがあるので、再読なのだけれど、ほとんど内容を覚えていなかったので、初めて読むも...

スコール 小檜山博 集英社

北海道で農業を営む中年男性が、お嫁さんをゲットするためにフィリピンへ行って……という話だった。 農村の嫁不足は深刻だと言...

カブキの日 小林恭二 新潮文庫

歌舞伎が好きな人、あるいは「舞台」や「芝居」を愛する人なら、ついつい夢中になってしまうのではないかと思う。 ちなみに私は...

いとみち 越谷オサム 新潮社

物語の舞台は青森県。強烈な津軽弁を話す女子高生がメイドカフェでアルバイトしつつ、成長していく青春物語。 表紙絵がラノベ風...

逆事 河野多惠子 新潮社

私は河野多惠子を知ってからと言うもの、ずっと好きでいるのだけれど、いま敢えて言いたいことがある。 「河野多惠子の作品って...

臍の緒は妙薬 河野多惠子 新潮文庫

表題作を含む7編からなる短編集。 河野多恵子はもう80代後半のはずなのだけど、創作に対する貪欲さに感心させられた。 短編...

思いがけないこと 河野多惠子 新潮社

非常にローテンションなエッセイ集だった。 河野多恵子の日常生活や、好きな作家(谷崎・三島・菊池)についての自論など。 何...

秘事 河野多惠子 新潮社

今回の感想はちょっとだけ「ネタバレ」あります。未読で「ネタバレ」が嫌な方はご遠慮ください。 地味な…ひたすら地味な文章で...

半所有者 河野多惠子 新潮社

短編小説1篇だけを1冊の本とし作られた贅沢な一冊である。 長年連れ添った1組の夫婦の物語……もとい妻に先立たれた男の物語...

小説の秘密をめぐる十二章 河野多惠子 文藝春秋

マイブーム女性作家である河野多惠子の作品で、しかも題名に「小説の秘密をめぐる」だなんて悩ましい言葉が入っているとなるとそ...

怪談 小池真理子 集英社

小池真理子の作品を読むのは数年ぶり。どちらかと言うと好きな作家さんなのだけど、最近は「上手すぎて上滑り」な印象が強くて手...

レモン・インセスト 小池真理子 講談社文庫

禁断の恋……姉と弟の近親相姦がテーマの恋愛小説だった。 小池真理子の描く、精神的にちょっぴり倒錯した感じの恋愛小説は好き...

狂王の庭 小池真理子 角川文庫

久しぶりに書店で購入した新刊本だと言うのに、まったくもって駄目だった。 タイトルに惚れて買ったのに「狂おしさ」をちっとも...

蜜月 小池真理子 新潮文庫

辻堂環という画家を愛した6人の女達の物語を繋いだ連作短編集。 6つの恋物語というノリ。それぞれにシュチュエーションも違え...

悪事 小池昌代 扶桑社

あれあれ。なんだろう、この小物感とコレジャナイ感。 小池昌代、久しぶりの短篇集にワクワクしていたのだけど、今回はちょっと...

たまもの 小池昌代 講談社

昔付き合っていた男から赤ん坊を預かって、以降ずっとその子と暮らし続けている女が主人公。 「山尾」と言う変な名前の男の子と...

厩橋 小池昌代 角川書店

ものすごく小池昌代「らしい」感じのする作品だった。 舞台は東京。スカイツリーのお膝元で、生さぬ仲の娘を育てる夫婦と、養父...

自虐布団 小池昌代 本阿弥書店

『自虐布団』は月間『俳壇』という雑誌に連載していた短編小説を集めた短編集。 どの作品も「言葉」を生業とする人や、あるいは...

黒蜜 小池昌代 筑摩書房

小池昌代の作品にはすっかり惚れ込んでいるのだけれど、今回は正直イマイチだった。 前回読んだ『弦と響』(忙しい時期だったの...
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