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本の感想

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ゆうじょこう 村田喜代子 新潮社

『ゆうじょこう』は硫黄島から熊本の遊郭に売られてきた娘の視点からなる連作短編。廓を舞台にした小説は沢山読んできたけれど、...

雲南の妻 村田喜代子 講談社

『雲南の妻』は控えめに言って怪作だと思う。なんだろう…この感じ。私、村田喜代子の虜になってしまいそうだ。村田喜代子者の作...

あなたと共に逝きましょう 村田喜代子 朝日新聞出版

なんだか吃驚するくらい上手い小説だった。ずっと共働きをしてきた団塊世代の夫婦の物語。夫が病に倒れ、それに立ち向かっていく...

蕨野行 村田喜代子 文藝春秋

久し振りに「文学」に触れたような気がする。最近は本を読んでも「小説だなぁ」と思うことはあっても「文学だなぁ」と思うことは...

ライン 村上龍 幻冬舎文庫

終わりの見えない螺旋階段を降りていくような錯覚に陥ってしまった1冊である。1つの「ライン」に20人の人間の人生が連ねてい...

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 村上春樹 新潮社

『ノルウェイの森』が好きな人だったら面白く読めるのではないかと思う。登場人物は一新されているけれど、実に『ノルウェイの森...

1Q84 BOOK3 村上春樹 新潮社

久しぶりに「いっき読み」してしまった。最近、本のアタリが悪かったせいもあって、続きを楽しみにしていたのだ。1と2もサクサ...

1Q84 BOOK2 村上春樹 新潮社

『1Q84 BOOK1』に続けて読んでみた。長いから仕方がないのかも知れないけれど「一気にガーッと読ませてくれぇぇ」と思...

1Q84 BOOK1 村上春樹 新潮社

久しぶりの村上春樹。話題作だったため、図書館での順番待ちが半端ではなかった。村上春樹の長編を読むのは『スプートニクの恋人...

東京奇譚集 村上春樹 新潮文庫

『東京奇譚集』という名前の通り、東京をテーマにしたちょっと不思議な感じ作品を5つ収録した短編集。ひとことで言うなら「村上...

ゲゲゲの女房 武良布枝 実業の日本社

漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の作者、水木しげるの妻、武良布枝が書いた自伝。NHK朝の連続テレビ小説としてドラマ化されるとの事で...

夜中の薔薇 向田邦子 講談社文庫

向田邦子の作品は、かなりの数をこなしていると言うのに、読書録には1冊も上げていないのが以外だった。HPを立ち上げる前に読...

ごはんの旅人 向笠千恵子 JTBパブリッシング

ここのところ小説のアタリがほとんどなかったので、なかばヤケクソ気味に借りてみた食べ物エッセイ。日本全国にある美味しそうな...

愛国少年漂流記 宮脇修 集英社

なんとなく面白そうな予感がして手に取ったのだが、激しくイマイチだった。浅田次郎『シェヘラザード』や、吉村昭『大黒屋光太夫...

骸骨ビルの庭(上・下) 宮本輝 講談社

この作品を読んでの感想は「やっちまったなぁ」のひと言に尽きる。終戦直後の大阪。骸骨ビルと呼ばれる雑居ビルで、親を無くした...

天の夜曲 流転の海 第四部 宮本輝 新潮文庫

『天の夜曲』は宮本輝がライフワークとして書き続けている『流転の海』シリーズの第四部。主人公、松坂熊吾は作者の父親がモデル...

葡萄と郷愁 宮本輝 角川文庫

東京とブタペストを舞台に、それぞれの国に暮らす若い女性の迷いを描いた作品。揺れる女心が鮮やかな小説……ってことだと思うの...

優駿 宮本輝 新潮文庫

関西に住んでいて読書好きと言うからには、宮本輝を愛していなければならない……という風潮がある。(…というのは言い過ぎだけ...

真夏の犬 宮本輝 文春文庫

市井に生きる人を描いた、ちょっと苦めの短編集。粘着質な文章で、ややクドイような印象であるが、その「クドさ」が、作品にイイ...

避暑地の猫 宮本輝 講談社文庫

毎日暑いので「避暑地」という言葉に引かれて手にとった1冊。夏・避暑地・軽井沢という言葉は庶民を夢見がちにさせる魔力を秘め...

ヅカメン! お父ちゃんたちの宝塚 宮津大蔵

図書館の新刊本コーナーにあったのを表紙だけ見て手に取った。「宝塚好きだし楽しめるかな?」くらいの軽い気持ちで読んだのだけ...
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