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プラナリア 山本文緒 文春文庫

上手いなぁ。山本文緒に不貞腐れた感じの女を書かせたら、最高だなぁ。

ほどよく面白いと思った。山本文緒は今を書く作家さんなんだな……きっと。

直木賞受賞作というのも、なるほど頷ける。これを読んで「分かるわぁ」と共感する女性は多いんじゃないだろうか。

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プラナリア

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どうして私はこんなにひねくれているんだろう―。乳がんの手術以来、何もかも面倒くさく「社会復帰」に興味が持てない25歳の春香。恋人の神経を逆撫でし、親に八つ当たりをし、バイトを無断欠勤する自分に疲れ果てるが、出口は見えない。

現代の“無職”をめぐる心模様を描いて共感を呼んだベストセラー短編集。

アマゾンより引用

感想

作品としては上手だと思うけれど、個人的には嫌いなタイプの話である。

言っちゃぁ、なんだが作品に書かれた女達は、人生捨ててるも同然。終わっている。「言い訳探して三千里」なタイプの人って、ずっと言い訳をして生きて行くのだと思う。男女を問わず、そういうタイプの人は、そここに居る。

しかしながら、言い訳ばかりして生きている人ってのは、恵まれた環境にある人間だというのも事実だ。

シャカリキに頑張らなくても、そこそこそに暮らせてしまう程度には生活の基盤もあって、外部から攻撃を受けることもなく、世話を焼いてくれる人もいる。

正直なところ「シャカリキに頑張らないと不幸街道まっしぐら」という境遇にある人間には、羨ましいやら恨めしいやら。激しい嫉妬を感じずにはいられない。

世の中には「幸せになるのが下手な人」がいる。

もうちょっと努力すればご機嫌で暮らせるだろうに、それが出来ない人がいて、彼らには彼らなりの苦悩があるのも理解出来る。

しかし、私にとって彼らは永遠に別次元の生き物だ。「ずっと不貞腐れてば?」と大人げないことを思ってしまうのは、羨ましさの裏返し。

共感出来ないけど「こういう人いるよね。いる、いる」という意味においては、リアリティに溢れた作品だと思った。

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白い木蓮の花の下で
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