な行の作家

『アサヒ芸能』に連載していたエッセイをまとめたエッセイ集。小説と違って、気の抜けた文章でサクサク読めた。ファンなら読んで...

題名の通り、作者、西村賢太の日常生活が淡々と綴られた作品だった。日記文学に分類されるものだと思う。何を食べ、何をして、誰...

西村賢太の作品を読むのはこれで２冊目。初めて読んだ芥川賞受賞作も面白かったけれどこの作品もそれに勝るとも劣らぬ面白さだっ...

「凄い物、読んじゃった」のひと言に尽きる。最近の芥川賞受賞作にはガッカリされられてばかりだったけれど、この作品は芥川賞を...

作者の西田征史はシナリオライターで『小野寺の弟・小野寺の姉』は映画原作本とのこと。パッっとしない独身の姉と、パッとしない...

大阪のスナックで働く26歳の主人公と恋人との同棲生活を描いた作品。と他２編収録。表題作は恋愛小説とも成長小説とも受け取れ...

大阪の繁華街を舞台にした恋愛小説。表題作他１編。「根の暗い大阪」が描かれていて予想外に面白かった。田舎から大阪に出てきて...

童話を読むのに季節なんて関係ないと思うのだけど「きつね」が主人公の童話は秋から冬にかけて読みたいと思ってしまう。この作品...

小説でもエッセイでもなくて、お勉強系の本である。新倉俊一はフランス文学を研究している大学教授。その道では有名なのかどうか...

「題名は露骨だけれど、なかなか味わい深い良い作品だよ」……なんて噂を聞いてトライしたのだけれど私の心にはイマイチ響いてこ...

「菜摘ひかる好きそう」と言われることが多いのだが、いままで１冊も読んだことがなくて、今回初のチャレンジ。結論から書くと、...

もしかしたら、私は梨木香歩の作品と相性が悪いのかも知れないと思った。『西の魔女が死んだ』を読んだ時は「これは素晴らしい！...

「日本人っていいなぁ」と思わせてくれるような気持ちの良い読み物だった。時は明治時代。貧乏文士が亡き親友の家の「家守」とし...

時は1899年。トルコ政府の招聘によって考古学の研究にトルコに滞在している主人公（村田）の周囲に起こった物語。なんとなく...

これはちょっと肩透かしとしか言いようのない作品だった。草壁皇子を描いたファンタスティックな小説で、私がもっとも苦手とする...

梨木香歩の作品は、そこそこ数を読んできたけれど、私は『エンジェル　エンジェル　エンジェル』が１番好きだ。題名のイメージか...

『沼地のある森を抜けて』は今までにない不思議な雰囲気のある作品だった。いしいしんじのような、薄井ゆうじのような。舞台は現...

梨木香歩の作品は今のところ『西の魔女が死んだ』しか感想を書けていないのだけど、まぁそこそこに読んでいて、毎度のように「こ...

『西の魔女が死んだ』は、ちょいと前に、この日記の掲示板（現在、掲示板は閉鎖していす）で「生きると死ぬってなんですか？」と...

実親に捨てられて施設で育った女性が主人公。准看護師として病院で働き、様々な人と関わることで成長していく物語。一応、一般書...

読書好きの方が書いておられる日記を読んで「どうしても読まなくちゃ」という衝動に駆られて手にした１冊。読書好きの「本能」も...