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バイブを買いに 夏石鈴子 角川文庫

「題名は露骨だけれど、なかなか味わい深い良い作品だよ」……なんて噂を聞いてトライしたのだけれど私の心にはイマイチ響いてこない1作だった。良くもなく、悪くもなく……といったところ。

だったら、わざわざ感想を書く事はないかと思ったりもした。

しかし、非常に丁寧に書かれた作品だったし私の好みではなかったが、考え深い部分が多かったので、やっぱり日記に記しておこうと思う。

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バイブを買いに

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好きな人と一緒にいるしあわせ、体をくっつけている安心。痛々しいほどまっすぐに綴られる「この人が愛しい」という思い…。

ごく普通の女の子のリアルな日常、ありのままの恋愛、ほんとうのセックスを、やさしくやさしく大事に切り取った、八つの恋の物語。

アマゾンより引用

感想

『バイブを買いに』は短編集で主人公は全員、大人の女性である。ひと言で説明するなら「恋愛小説集」なのだと思う。

題名と表紙はキワドイが、内容は、それほどキワドクもなかった。読書家の間では評価が高いようだが私は「まぁまぁ」の部類だと思う。

「性」についての描かれ方は作者が女性であるがゆえに「女性」らしい感覚で好感が持てた。「女性の性」に対して、勘違いしている男性がいたら読ませてやりたいと思う1冊だ。

短編集の後半は、同一人物が主人公の連作形式になっていて異性間で「セックス」をしたら必ず考えなければならない問題である「妊娠」を軸にしてストーリーが展開されている。

産婦人科の描写、中絶する女性の哀しみ、新しい生命の喜び……セックス」の後につきまとう一連の出来事が生き生きと描かれていて私は、ますます「男性に読んで欲しい1冊だ」と思った。

テーマは重苦しいがサラリと描かれていて、なおかつ、作者の優しさが、チラホラ見え隠れするので、するすると心の中のは行っていくような作品だった。

私は女性が弱い生き物だという考えは持ちあわせてはいないのだけれど、こと「異性間のセックス」に対してだけは男性の心配りが欲しいと思う。

セックスは快楽の源だけど、もともとは繁殖するための手段なのだから。

セックスを快楽にまで高めた人間の文化って素晴らしい!……と思うと同時に勘違いしてる人も多いんぢゃねぇのか?……と思ったりすることも多い。

未婚で、しかも子供を産んだことのない私がこんなことを言うのは「なに」なのであるけれどパートナーを持つ男性には「彼女を大事にしたってやぁ」……と思わずにはいられない。

孕ませた男性は逃げることが出来るかも知れないが女性は、ひとたび新しい生命を宿してしまったが最後、嫌でも、なんでも、現実として受け止めなければならないのだから。

世の殿方には、女性を大切にして欲しいと思う。フェミニストになってくれとは言わないが「子供」のことだけは……ね。

やっぱ、バイブよりもコンドームでしょう。そんなことを考えさせられた1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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