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一私小説書きの日乗 西村賢太 文藝春秋

題名の通り、作者、西村賢太の日常生活が淡々と綴られた作品だった。日記文学に分類されるものだと思う。

何を食べ、何をして、誰と会って……と言うことが淡々と綴られているだけなので日記文学の類が苦手な人には全く面白くないと思うけれど、日記文学好きな人間にはたまらない作品。

特に西村賢太に興味のある人には是非とも読んで戴きたい。

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一私小説書きの日乗

2011年3月から2012年5月までを淡々と綴った、平成無頼の私小説家・西村賢太の虚飾無き日日の記録。

芥川賞受賞後の騒動、東日本大震災、憧れの人との対面、私小説への思い、二度は戻れぬ生育の町の変貌、編集者との確執、執筆、怒り、痛み、諍い、そして時折の静謐。

アマゾンより引用

感想

作者は芥川賞を取って注目を浴びてからというもの、バラエティー番組なんかにも出演しているので、知名度は上がっていると思う。

無頼な人柄が魅力的なのだけど、意外にも私生活は真面目で吃驚した。

酒は浴びるように飲むし、人と喧嘩もする。女も買う。しかし「文章を書くこと」という意味においては、真面目過ぎるくらい真面目な人だ。

だからこそ小説家になったのだろうし、そうでなければ小説家にはなれなかっただろう。

私は西村賢太の作品も彼自身も大好きなのだけど、たぶんそれは彼が最近の男性作家さんに無いタイプの人だからだと思う。

骨太な歴史小説とかを書きそうな「安定したオヤジ」ってイメージの人や、珈琲を入れるのが得意で、けだるい休日の午後に恋人と外国のビール飲みながらパスタを食べるようなお洒落っぽい人には、ちょっと飽きているのだと思う。

彼らが嫌いって訳ではないし、それはそれで好きなのだけど。

西村賢太の魅力は良くも悪くも「他に無い」ってところだと思う。

自ら「私小説書き」と名乗るほど、私小説ばかり書いている作家さんだけど、いったいどこまで私小説で通していくのだろう?

今後、どんな作品を読ませてくれるのか楽しみでならない。

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白い木蓮の花の下で
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