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「な」の作家

50音順の分類で「な」に属する作家の作家の書いた本の感想です。

50音別作家一覧はこちら

作家名・作品名等で検索出来ます
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銀橋 中山可穂 角川書店

中山可穂の宝塚シリーズ。『男役』『娘役』に続く3作目は『銀橋』。 銀橋とは 宝塚歌劇で舞台前面のオーケストラボックスと1階客席との間にあるエプロンステージのこと。 出演者と観客が最も近くなる特別な場所で宝塚独特のシステム。感覚と...

R帝国 中村文則 中央公論新社

分かりやすいディストピア小説だった。 中村文則の作品を読むのはこれが初めてなのだけど「センスあるなぁ」と感心した。ディストピア小説が好きな人ならサクサク読めると思う。 ちなみに題名になっているR帝国とは日本のこと。 R帝国...

若葉の宿 中村理聖 集英社

デビュー作である『砂漠の青がとける夜』に続く2作目。 今回の作品も京都が舞台。京都の町家旅館に育ったヒロインの成長する姿を描いた青春小説。1作目よりグンと上手くなっている気がする。 1作目は頑張っているけれど、物語がとっ散らかっ...

ゼロ・アワー 中山可穂 朝日新聞出版

私にとって中山可穂は恋人のような存在だった。 長年読書をしていると必要以上に思い入れしてしまう作家が出てくるものだ。父的存在は遠藤周作と吉村昭。母的存在は有吉佐和子と河野多恵子。そして中山可穂は恋人。 しかしこの作品を読んで彼女...

娘役 中山可穂 角川書店

前作の『男役』に続く宝塚小説第2弾。 今回は『娘役』。宝塚の娘役さんがヒロイン。そして、その娘役に片思いするヤクザの男の物語。 中山可穂らしいドロドロの恋愛…ではなくて、あくまでも宝塚歌劇団を描いた作品で、ヤクザのパートは宝塚話...

二階の王 名梁和泉 角川書店

『二階の王』はツイッターで「怖い」と評判になっていたので読んでみた。第22回日本ホラー小説大賞で優秀賞を受賞とのこと。 私は推理とかミステリが苦手なのだけど、不思議とホラーは嫌いじゃない。大のホラー好ってほどではないけれど、たまに読み...

院内カフェ 中島たい子 朝日新聞出版

自慢出来るような話ではないけれど、私は生まれてこの方病院と縁が切れた事がない。 子どもの頃は自分自身が。私が元気になってからは家族が次々と病院だの、怪我などをしたので入院付き添いに関しては「セミプロ」であると自覚している。 なの...

寝ずの番 中島らも 講談社文庫

この夏は何故だか私の中だけで中島らも祭りが開催されている。理由はよく分からない。 まぁ中島らもの作品は夏が似合うから仕方がない。『白いメリーさん』のようなホラーは夏に読むのが良いし、アル中・薬中系の話も夏が似合う。 寝ずの番 ...

今夜、すべてのバーで 中島らも 講談社文庫

暑くてダルくてたまらなくなると、中島らもが読みたくなる。 暑さと身体のダルさに負けてしまうような時は、中島らもでも読んでとことん駄目な感じを満喫した方がいいんじゃないかな……と言う発想。 中島らもの作品は人として駄目な感じがする...

砂漠の青がとける夜 中村理聖 集英社

第27回小説すばる新人賞受賞作。ツイッターで評判が良さそうだったので手に取ってみた。表紙が素敵だ。 物語の舞台は姉妹で切り盛りする京都のカフェ。主人公は元編集者でウェイトレスをする次女。カフェで腕をふるうのは長女。 設定も内容も...

男役 中山可穂 角川書店

中山可穂と言うと「なかなか新作を書いてくれない作家さん」と言うイメージが強い。 何年も新作が出なくてヤキモキさせられてばかりだったので、前回の『愛の国』からあまり間を空けずに新作が出ていて吃驚した。 新作が出ていた事を知らず、ネ...

バイブを買いに 夏石鈴子 角川文庫

「題名は露骨だけれど、なかなか味わい深い良い作品だよ」……なんて噂を聞いてトライしたのだけれど私の心にはイマイチ響いてこない1作だった。良くもなく、悪くもなく……といったところ。 だったら、わざわざ感想を書く事はないかと思ったりもした...

風俗嬢菜摘ひかるの性的冒険 菜摘ひかる 光文社知恵の森文庫

「菜摘ひかる好きそう」と言われることが多いのだが、いままで1冊も読んだことがなくて、今回初のチャレンジ。 結論から書くと、意外と好きではなかった。 嫌いというほどのものではないが、私は「1つのことに通じた人」が好きなのだ。「渡り...

f植物園の巣穴 梨木香歩 朝日新聞出版

もしかしたら、私は梨木香歩の作品と相性が悪いのかも知れないと思った。 『西の魔女が死んだ』を読んだ時は「これは素晴らしい!」と絶賛したが、それ以降の作品は「すごく綺麗だし、ストイックで良い作品なんだけど、なんだかなぁ…」と、どうにも腑...

家守綺譚 梨木香歩 新潮社

「日本人っていいなぁ」と思わせてくれるような気持ちの良い読み物だった。 時は明治時代。貧乏文士が亡き親友の家の「家守」として暮らす日々を描いた作品。 河童や人魚、小鬼など「ちょっと不思議な日本」がテーマになっていて、水木しげるの...

村田エフェンディ滞土録 梨木香歩 角川書店

時は1899年。トルコ政府の招聘によって考古学の研究にトルコに滞在している主人公(村田)の周囲に起こった物語。 なんとなく実録風だが、あくまでも小説。ちなみに題名のエフェンディとはトルコの言葉で学問を修めた人への敬称とのこと。 村田...

丹生都比売 梨木香歩 原生林

これはちょっと肩透かしとしか言いようのない作品だった。 草壁皇子を描いたファンタスティックな小説で、私がもっとも苦手とする「口当たりが良くてフワフワと軽い、なんちゃってファンタジーの世界」だったのだ。 文章は綺麗だし、それなりに...

エンジェル エンジェル エンジェル 梨木香歩 新潮社

梨木香歩の作品は、そこそこ数を読んできたけれど、私は『エンジェル エンジェル エンジェル』が1番好きだ。 題名のイメージから「女性向けのフワフワした口当たりの良い作品だろう」という思い込みから、いままで避けていたのだけれど、良い意味で...

沼地のある森を抜けて 梨木香歩 新潮社

『沼地のある森を抜けて』は今までにない不思議な雰囲気のある作品だった。 いしいしんじのような、薄井ゆうじのような。舞台は現代日本なのだけれど、ちょっとファンタジー色が入っている。 とてもに女性らしい作品だった。「糠床から人が出て...

春になったら苺を摘みに 梨木香歩 新潮文庫

梨木香歩の作品は今のところ『西の魔女が死んだ』しか感想を書けていないのだけど、まぁそこそこに読んでいて、毎度のように「この人の書くものって、外国の少女小説の匂いがするなぁ」と思っていた。 今回、このエッセイ『春になったら苺を摘みに』を...

西の魔女が死んだ 梨木香歩 新潮文庫

『西の魔女が死んだ』は、ちょいと前に、この日記の掲示板(現在、掲示板は閉鎖していす)で「生きると死ぬってなんですか?」というテーマで盛り上がっていた時、何人かの方が「お気に入りの1冊」だと話していたのでせっかくの機会にと、読んでみることにし...
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