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らも 中島らもとの三十五年 中島美代子 集英社

『らも 中島らもとの三十五年 』作家、中島らもの奥さんが書いた奥さんの自伝とも、中島らもの伝記ともつかぬ作品だった。

プロの作家さんではないので文章の上手い下手を語ることは出来ないけれど、中島らもファンとしては面白い作品だった。

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らも 中島らもとの三十五年

1970年秋、二人は出会い、恋に落ちた。長谷部美代子、お嬢さま育ちの短大生。中島裕之、落ちこぼれの灘高3年生。

のちに裕之は「らも」になり、多岐にわたる分野に活躍の場を広げてゆくのだが、その陰にはドラッグやアルコールに溺れ、躁鬱病に苦しむ彼を見つめ、支えつづけた美代子の存在があった。

不世出の天才と半生を共にしたベスト・パートナーが、妻の視点でつづる、知られざる「中島らも」。

アマゾンより引用

感想

中島らもの人生については周囲にいた人々が書いたものを読んで、少しは知っていたけれど、この作品を読んでみて「天才と付き合うのって大変だなぁ」と改めて思った。

中島らもはアルコール依存症だったり、薬物依存症だったりするのは、よく知られていることだけど、今まで私が想像していた以上に「生き急いだ」という印象を受けた。

中島らもと奥さんとの恋はとても興味深い。

中島らもも美代子夫人も共に「お坊ちゃん・お嬢様育ち」だったせいか、一般庶民の私からすると羨ましいほどやりたい放題。

人としてはどうかと思うが本能の赴くまま、あそこまで好きに生きられたらいいなぁ…と羨ましく思ったほどだ。

そして中島らもと美代子夫人は、ずっと恋人同志だったのだなぁ…って気がした。

非難するとかそう言うつもりはないけれど、恋から愛へ昇華されなかったような印象を受ける。

たとえば、中島らもがアルコール依存症(中島らもの『さかだち日記』に詳しい事が書いている)になったり、薬物依存症になったりしても、美代子夫人は「しょうがないよね」とて好き放題にさせちゃっているところとか。

もしかして、美代子夫人は夫である中島らもと全力で相手とぶつかることを避けていたのだろうか?

「夫を自由にさせたのは自分が夫を理解ていたから」と言うように書かれていたけれど、少し言い訳めいた印象を受けた。

わかぎえふとの確執についても少し書かれていたのも興味深い。

中島らもの劇団、リリパットアーミーのファンの間では「わかぎえふ=悪者」と言う認識があるようだけど、正直なところ「それはどうなんだろうな」と思ったりした。

まぁ、結局のところ1番罪深いのは中島らもご本人だと思う。

中島らもも美代子夫人も共に子供の心のまま大人になった人なのだろうなぁ…と思う。

自分が係わり合いを持つ人の中に、そういうタイプの人間がいたらウンザリするだろうけれど、安全な場所にいて見聞きする分には興味深いし面白い。

週刊誌のゴシップを読むような感覚で、面白く読むことが出来た。

それにしても、中島らもって人は「人としてどうよ?」という部分があるのに、何故か憎めない人だなぁ。中島らも好きなら読んでおいて損の無い1冊だと思う。

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白い木蓮の花の下で
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