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非常勤ゆえに外部研修に行けなかった話。

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新年度に入ってからと言うもの新人研修続きで疲弊している。

そもそも正社員でフルタイム勤務の人だったら勤務時間内の研修なので「大したことない」と言ってしまえばそうなのだけど、プライベート第一主義の私にとって当初の契約時間よりも長く勤務する…となると、やっぱり草臥れる。

そんな中、外部研修の話が持ち上がった。

私が勤務する医療型児童発達支援センターは言っちゃあなんだけど意識高い職場だと思う。

職場内での研修も多いし場合によっては外部に出て行っての研修もある。そんな外部研修の一貫でSST研修…ってのがあった。SSTとはソーシャルスキルトレーニングのことで障害支援関係の仕事をしている人なら「ああ、アレですね」って感じの知識。

SSTの説明を書くと長くなるので割愛するけれど、要するにSST研修は「障がい児支援をする保育士なら受講しておくと役に立つ研修」だとご理解戴きたい。

…とは言うものの。今回の研修は土曜、日曜が連続して丸っと潰れる10時間を越える内容だった。

「土曜、日曜なら業務に支障は無いでしょ?」って話しだけど、ほとんどの保育士は子育て現役の人達。乳幼児を抱える母が土日ともに家を空けるのは難しいし、そこそこ大きい年齢のお子さんのいる母は季節柄もあって日曜参観だの宿泊学習だのが入っているとかで研修参加に手を挙げる人はいなかった。

私。今までお金が発生する研修に手を挙げた事はなかった。「パート職員より正職員の方が優先でしょ?」と思っていたのだ。だけど誰も手が挙がらないのでは、私が手を挙げても良いのでは?

「私。パート職員ですし、クラス担任でも無いですが、それでも良いのであれば行かせて戴きたいです」と手を挙げたところ反対する人は誰もおらず…と言うか、むしろ「手を挙げてくれるなら、ありがたい」と満場一致で行かせて戴くことになった。

「土日がガッツリ潰れてしまうけれど自分の為になることなので、しっかり学んでこよう」そう思って、家族に伝えたところ「へぇ~。いいじゃない」と夫も娘も賛成してくれた。

しかし、その翌日。状況が一変。

「白蓮先生が研修に行きます」と話を上に持っていったところ「いやいや。パート職員が行くとか、あり得ないでしょ」と突き返されてしまったのだ。その時、私は偶然にも書類作成で事務所にいたので、やり取りの一部始終を自分の耳で聞いていた。

要するに「保育チームの正職員はパート職員に行かせて何とも思わないのか?」って事と「正職員達は向上心が無さ過ぎるんじゃないのか?」みたいなところで怒りのポイントだったらしい。

話が突き返された事で保育チームも荒れ模様。

「普段は正職員もパート職員も同じ保育士として力を合わせて頑張ろう。パート職員も積極的に学んでいこう…って言ってるくせに、何だよそれ?」みたな感じで怒る人もいたし「フザケンナよ。フルタイム勤務で働いている子育て現役の母親が土日を簡単に潰せると思うなよ?」みたいな視点で怒る人もいた。

結局、正職員の人が万障繰り合わせて土日の研修に参加することになった。

「ホント申し訳ない。白蓮先生が悪い訳じゃないのに嫌な思いをさせてしまってコメン」と謝られてしまったけれど、私自身は気を悪くしてはいない。むしろ「ですよねぇ~」って気持ち。

今の職場ではパート職員も大事にしてもらっているけれど正職員とパートには越えられない壁がある。

なので「お金のかかる研修は正職員に行ってもらいたい」って考えは理解できるのだ。だけど「だったら最初から正職員限定の研修です」って言っとけばいいのに…とは思った。そして、そもそもとしてアレだ。

だったら、パート職員に高度な事を求めてるんじゃねぇよ。

…とも思う。中途採用のパート職員にもけっこうなクオリティを求めたいなら、それ相応の待遇は必要ではなかろうか。

保育士増えないの当たり前だわ。ちなみに現在のパート先は永続的に求人を出し続けているけれど、新規応募者は1人も来ない。新年度から配属された新しい先生方は転属や産休明けの方が戻ってきただけで新規採用では無い。

この先、労働人口は減っていくと分かっているのに旧態然としたやり方を変えずにいる業界って凄いよなぁ(遠い目)

私の場合、体力的にあと10年もこの仕事を続けられないことが分かっているので職場や業界がどうなろうが知ったこっちゃない…けれど、労働者を使う人達は「どうやったら労働者を長く繋ぎ止めておけるのか?」って事について、もっと真剣に考えた方が良いのになぁ…と思う。

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