正社員で働く仲良しの看護師さんが辞めることになった。
「辞める時はお互い前もって教え合おうね。止めないけど教えてくれなかったら寂しくて泣いちゃうから」と誓い合った仲なので、前もって教えてくれたけど、やっぱり泣いちゃう。
流石に、今日の明日の…って話ではないようだけど、辞める…ってことだけは確定している。今は社長と辞めるタイミングを交渉しているところとのことで、当然ながら引き止められている。
ベテランのパートさんが辞めて正社員の看護師さんが辞めるとゴリゴリ仕事の出来るスタッフがいなくなってしまう。
私の上司にあたる児発管(児童発達支援管理者)は仕事のできる人だけど、滞りなく事業所を運営していくには、ある程度の人数が必要なのだ。
つい先日まで正社員だと思っていたヤングメンがもう少し出来る人なら良かったのだけど、そうじゃないのが辛いところ。まぁ…正社員と同じシフトで入ってアルバイトなのだから、やる気が出ないのも仕方がないところではあるのだけれど。
私…そろそろ送り人を名乗っても良い気がしてきた。辞めていくスタッフを何人見送ってきたことか。
私も一刻も早く辞めようと心に誓った。
実母の入院が控えているし義母も色々と不安定ではあるけれど、転職活動をはじめたからと言って、すぐに仕事が決まるとも限らないので、母達の事も気になるけれど転職活動をはじめることにした。
仲良しの看護師さんについては「辞める気なんだろうなぁ」と薄々感じていたけれど、ちゃんと仕事が出来て話も出来る人がいなくなってしまうのは正直ショックだ。
でも、これで「一緒に働いている仲間が好きだから辞めるの申し訳ないな」と後ろ髪引かれる要素が1つ減ったのだと前向きに考えることにする。
退職予定の看護師さんには「辞める時は社長や職場や残る人のことなんて考えるな。引き止められてとしても辞めたいタイミングで辞めた方がいい。自分の幸せだけ考えて」と伝えたし、私もそうする。
……それにしてもアレだ。うちの職場かなりヤバい!
「こんな体制でお子さん達に良き支援が出来るんだろうか?」と思うと心が痛むけれど、これが現代日本の福祉業界の現実なのだ。
ストレスもあるし、腹立たしいことも多いけれど、何やかんやで楽しんでいる自分がいる。最後の最後までしっかり見聞きしておこうと思う。続きを読む→支援学校を卒業後に老人施設に入処する子ども達の話。