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書評

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一日暮し 水上勉 角川書店

読書に限ったことではないが、どんなことにも「時期」はあると思う。 この本とは少し出会うのが早過ぎたようだ。本当の意味で「...

櫻守 水上勉 新潮文庫

桜を愛し、守り育てることに情熱を傾けた庭師の生涯を描いた表題作の『櫻守』と、孤高の宮大工を描いた『凩』の2作品が収録され...

母の遺産-新聞小説 水村美苗 中央公論新社

なかなか読み応えのある作品だった。 実の母親の介護(介護と言っても家に引き取って…というレベルではないが)と、自らの離婚...

笑うハーレキン 道尾秀介 中央公論新社

Twitterで評判が良さげな感じだったので「じゃあ、私も」と手に取ってみたのだけれど、私個人としては「コレジャナイ感」...

純白の夜 三島由紀夫 角川文庫

今回はお久しぶりの三島文学。しかも再読ではなく未読作品。 三島由紀夫は作品数の多い作家さんだけに、全ての作品が面白い…と...

金閣寺 三島由紀夫 新潮文庫

『金閣寺』は学生の頃、夢中になって読んだ1冊。 今にして思えば、どうしてそこまでハマってしまったのか不思議に思う。 人か...

月の小屋 三砂ちづる 朝日新聞社

三砂ちづるは初挑戦の作家さん。 『月の小屋』は女性を主人公にした物語ばかり集めた短編集。なかなか興味深い1冊だった。 主...

銀河のひややかな瞬き 三咲光郎 文藝春秋

恥ずかしながら昭和黎明期の歴史的なことって、よく知らない。 歴史の教科書の後ろの方に、ちょっとしたオマケのように載ってい...

母の微笑 講談社 三浦哲郎

三浦哲郎が自分のルーツについて書いた随筆集。 母や兄姉達への深い哀惜が込められている作品で、三浦哲郎を好きな人には是非と...

ユタとふしぎな仲間たち 三浦哲郎 新潮文庫

私は春めいてくると、決まって『ユタとふしぎな仲間たち』が読みたくなる。 なにしろ書き出しからして、春っぽい。 いなかの春...

白夜を旅する人々 三浦哲郎 新潮文庫

『白夜を旅する人々』はは私にとって愛すべき特別な本達……の中の1冊。はじめて読んだのは、ずっとずっと前のこと。なのに今で...

人生激場 三浦しをん マガジンハウス

ヲタクの心を持つ作家、三浦しをん書いたヲタク的日常ウォッチングエッセイだった。 三浦しをんとは属性が似ている私としては、...

秘密の花園 三浦しをん マガジンハウス

ムフフむの女子校物語だった。3人の女子高生が繰り広げる3つの青春……ってところだろうか。 どうでもいい話だが、私も女子高...

月魚 三浦しをん 角川書店

なかなか面白くて、良い作品だった。 私自身が本好きなだけに、古書店が舞台になっているだけでも買いなのだが、しかし微妙に感...

続 泥流地帯 三浦綾子 新潮文庫

ここのところ、どうしようもなく落ち込んでいるので久しぶりに『続 泥流地帯』を手にとってみた。 続 泥流地帯は、もう何度も...

塩狩峠 三浦綾子 新潮文庫

この作品を読んだのは中学生の頃。しかも、はじめて買った文庫本だったので、やたらと思い入れの深い1冊だ。 この『塩狩峠』は...

泥流地帯 三浦綾子 新潮文庫

この作品は『泥流地帯』と『続・泥流地帯』の2冊1組。 私が初めて『泥流地帯』読んだのは、10代だった。当時は真摯に生きる...

明日をうたう 三浦綾子 角川文庫

キリスト教作家である三浦綾子が晩年に記したエッセイ集である。 他の著作同様、宗教色が濃い上に、エッセイとしては面白みに欠...

プリンセス・トヨトミ 万城目学 文藝春秋

万城目学の作品を読むのははこれで2作目。 『プリンセス・トヨトミ』は1作目と同じで「現代日本を舞台にしたファンタジー小説...

鴨川ホルモー 万城目学 産業編集センター

現代日本、京都を舞台にしたファンタジー小説。 真面目な小説だと思って読むと吃驚するかも知れないけれど、最初からライトノベ...

トキワ荘実録 -手塚治虫と漫画家たちの青春 丸山昭 小学館文庫

私は「トキワ荘」にまつわる話が好きだ。 トキワ荘とは? トキワ荘(トキワそう)は、東京都豊島区南長崎三丁目(住居表示16...
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