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笑うハーレキン 道尾秀介 中央公論新社

Twitterで評判が良さげな感じだったので「じゃあ、私も」と手に取ってみたのだけれど、私個人としては「コレジャナイ感」が半端なかった。

事故で息子を失い、経営していた会社を失い、その上離婚までした家具職人の男がホームレスの仲間達と共に生活する中で、事件に巻き込まれていくエンターテインメント小説。

元々は新聞小説だったらしい。

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笑うハーレキン

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経営していた会社も家族も失った家具職人の東口。川辺の空き地で仲間と暮らす彼の悩みは、アイツにつきまとわれていることだった。

そこへ転がり込んできた謎の女・奈々恵。川底に沈む遺体と、奇妙な家具の修理依頼。迫りくる危険とアイツから、逃れることができるのか?

道尾秀介が贈る、たくらみとエールに満ちた傑作長篇。

アマゾンより引用

感想

なんと説明したら良いのだろうか。ホームレス達との交流とか、心に傷を追った若い女との心の触れ合いとか、どうも安直な気がしてしまった。

「物語だし、細かいことはいいんだよ」とは思えなかったのだ。

冴えないオッサンが可愛い女の子にモテちゃうところとか、オッサンの妄想としか思えなかったし、ホームレス達の生き方も「なんだかなぁ」な感じがしたし。

そして何よりも納得できなかったのが事故で亡くした子どもとの向き合い方。

主人公はラストで何げに肯定されちゃってるけれど、私からすると「えっ? それでいいの?」としか思えなかった。むしろ「一生苦しみ抜けよ!」くらいに思ってしまった。

まぁ、これについては主人公にも、その元妻にも言えることなのだけど。我が子を死なせてしまった過去のある人ネタとか、我が子を死に追いやっちゃったネタって、最近の流行りなんだろうか?

残念ながら私はこの類のネタは全く受け付けない。湊かなえ『告白』なんかも、非常に嫌な気分になったし。

百歩譲って「我が子」ではなくて「身近な誰か」だったとしても、そういう事をしでかした人がトラウマ振りかざして簡単に幸せになっちゃ駄目なんじゃないかと思ってしまう。

この作品で道尾秀介が書きたかったテーマは分からなくはないし、合う人にはグッっとくる作品なのも理解出来るけれど、私には色々無理だった。

しかし、これはこれとして、文章と言う意味では面白いところもあったので、機会があれば道尾秀介の別の作品を読んでみたいと思った。

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白い木蓮の花の下で
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