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プリンセス・トヨトミ 万城目学 文藝春秋

万城目学の作品を読むのははこれで2作目。

『プリンセス・トヨトミ』は1作目と同じで「現代日本を舞台にしたファンタジー小説」。

もっとも、今回の作品は『鴨川ホルモー』と違って陰陽道とかそういう要素は全くなく「ファンタジーとしか言いようのない作り話」と言う感じだった。

小説としては珍しいけれど、大人向け漫画ならありそうなノリ。

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プリンセス・トヨトミ

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文藝春秋
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ザックリとこんな内容
  • 5月末日の木曜日、大阪が完全に止まる。しかし、そのことは大阪人以外は全く知らない。
  • 豊臣家の末裔のプリンセスに危険がせまったとき、大阪国の男たちが立ち上がる。
  • 大阪人達の間に400年にわたって連綿と引き継がれてきた秘密とは?

感想

大人向けの小説としては、ふざけ過ぎている感が無いでもないが、私はとても楽しめた。

個人的には『鴨川ホルモー』より面白く読んだのだけど、作品の舞台が大阪で、私が大阪に住んでいるから…という事が大きいと思う。

大阪描写が自然で好感が持てた。

大阪が舞台になっていたり、大阪弁を使う登場人物が出てくる作品って、ゲンナリさせられることが多いのだけど、この作品は「現代の大阪」の雰囲気が自然な形で表現されていたように思う。

とかく、大阪は悪い方にデフォルメされることが多いので大阪在住者としては非常に嬉しい。

物語的にも面白かったし、作品のオチも心温まるもので良かったけれど、主要人物である大輔を「女の子になりたい男子中学生」にする意味は無かったのではないかと思う。

性同一性障害について、キチンと書かれてあるなら、それなりに納得も出来たけれど、作中の大輔は口調ひとつ、考え方ひとつとっても「男子中学生」そのもので、間違っても「女子中学生」のそれでは無かった。

ネタとしては面白いかも知れないけれど、ちゃんと消化出来ないネタを「面白くなりそう」という理由から安易に使うのはどうかと思った。

大輔の扱い以外は、これと言って不満は無かった。

物語自体は「ありえない」話ではあるけれど「そういう事があってもいいよね」と言うは「それって素敵だよね」と思えた。人情…と言うか、人の温かさや絆について考えさせられる心読後感の良い1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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