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エンタメ小説

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蕎麦屋の恋 姫野カオルコ 角川文庫

『蕎麦屋の恋』、大当たりだった。表題作と他2編で構成された短編集だがハイレベル。 ひと皮も、ふた皮も剥けた印象を受けた。...

ツ、イ、ラ、ク 姫野カオルコ 角川文庫

姫野マニアとしては、やっぱり読んでおかなくちゃと手を出した1冊。 一応「渾身の長編恋愛小説」となっているけれど、普通のそ...

よるねこ 姫野カオルコ 集英社

『よるねこ』は一応、ホラー小説集ということらしい……が、しかし全くと言っても過言ではないほど怖くはなかった。 強いて言う...

整形美女 姫野カオルコ 新潮文庫

新しい容姿を求めて美容整形に挑んだ2人の女の物語である。 1人はブスと言われる顔から、美人と言われる顔へ。もう1人は美人...

すべての女は痩せすぎである 真説・美人論 姫野カオルコ 大和出版

『すべての女は痩せすぎである 真説・美人論』は「新説・美人論」という副題の通り「美人」に関するエッセイを集めた作品である...

特急こだま東海道線を走る  姫野カオルコ 文藝春秋

なかなかおもしろい作品だった。 昭和後期に子ども時代を過ごした大人なら、そこそこ楽しく読める作品だと思う。 特急こだま東...

荒地の恋 ねじめ正一 文藝春秋

この小説を読んでみて1番の感想は「詩人とか小説家って人種は芸術家としては素晴らしいかも知れないけれど、人としては最悪だね...

二十三年介護 ねじめ正一 新潮文庫

二十三年間、夫を介護した母親と、その息子の手記である。 母親の手記に息子が文章を付け加える形式になっていてる。 母親は文...

ジャンピング☆ベイビー 野中柊 新潮社

外国人の元・夫と、死んだ猫の墓参りに行く女の話だった。 ドラマがあるかと思いきや、よくよく考えると、たいした事件も起こら...

慟哭 貫井徳郎 創元推理文庫

お久しぶりのミステリー。ミステリーは苦手だけど、この作品は面白く読めた。 幼女殺人と得体の知れない新興宗教という、今時な...

小野寺の弟・小野寺の姉 西田征史 幻冬舎文庫

作者の西田征史はシナリオライターで『小野寺の弟・小野寺の姉』は映画原作本とのこと。 パッっとしない独身の姉と、パッとしな...

あおい 西加奈子 小学館文庫

大阪のスナックで働く26歳の主人公と恋人との同棲生活を描いた作品。と他2編収録。表題作は恋愛小説とも成長小説とも受け取れ...

地下の鳩 西加奈子 文藝春秋

大阪の繁華街を舞台にした恋愛小説。表題作他1編。「根の暗い大阪」が描かれていて予想外に面白かった。 田舎から大阪に出てき...

バイブを買いに 夏石鈴子 角川文庫

「題名は露骨だけれど、なかなか味わい深い良い作品だよ」……なんて噂を聞いてトライしたのだけれど私の心にはイマイチ響いてこ...

f植物園の巣穴 梨木香歩 朝日新聞出版

もしかしたら、私は梨木香歩の作品と相性が悪いのかも知れないと思った。 『西の魔女が死んだ』を読んだ時は「これは素晴らしい...

家守綺譚 梨木香歩 新潮社

「日本人っていいなぁ」と思わせてくれるような気持ちの良い読み物だった。 時は明治時代。貧乏文士が亡き親友の家の「家守」と...

村田エフェンディ滞土録 梨木香歩 角川書店

時は1899年。トルコ政府の招聘によって考古学の研究にトルコに滞在している主人公(村田)の周囲に起こった物語。 なんとな...

丹生都比売 梨木香歩 原生林

これはちょっと肩透かしとしか言いようのない作品だった。 草壁皇子を描いたファンタスティックな小説で、私がもっとも苦手とす...

エンジェル エンジェル エンジェル 梨木香歩 新潮社

梨木香歩の作品は、そこそこ数を読んできたけれど、私は『エンジェル エンジェル エンジェル』が1番好きだ。 題名のイメージ...

沼地のある森を抜けて 梨木香歩 新潮社

『沼地のある森を抜けて』は今までにない不思議な雰囲気のある作品だった。 いしいしんじのような、薄井ゆうじのような。舞台は...

春になったら苺を摘みに 梨木香歩 新潮文庫

梨木香歩の作品は今のところ『西の魔女が死んだ』しか感想を書けていないのだけど、まぁそこそこに読んでいて、毎度のように「こ...
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