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本の感想

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別れの後の静かな午後 大崎善生 中央公論新社

大崎善生んの書く話は、どれを読んでも同じ気がする。 彼に静かで哀しい空気を書かせたら、たまらない。「静謐な」という形容詞...

ロックンロール 大崎善生 マガジンハウス

大崎善生の作品は、何かと好きだ。行き場の無さ加減がシミジミとよい。 何冊か読んでみたけれど「ああ良い作品だった」と思うこ...

ドナウよ、静かに流れよ 大崎善生 文藝春秋

『ドナウよ、静かに流れよ』はノンフィクションの悪い部分が存分に発揮されているなぁ……という印象の1冊だった。 私にとって...

九月の四分の一 大崎善生 新潮社

なかなか面白かったし良い作品だと思った。短編小説が4本収録されているのだがハズレが無かったように思う。 もちろん「ものす...

聖の青春 大崎善生 講談社文庫

29歳の若さでこの世を去った棋士、村山聖について書かれたノンフィクション。 しかし私はこの作品を読むより先に、この作品が...

アジアンタムブルー 大崎善生 角川書店

大崎善生は初挑戦の作家さん。 題名になっているアジアンタムは観葉植物である。個人的に好きな植物なのだが、現物はブルーと言...

夏のくじら 大崎梢 文藝春秋

高知県でおこなわれる「よさこい祭り」を舞台にした青春小説。ものすごく甘酸っぱい。だけど、その甘酸っぱさは大人が読むとかな...

趣向 岡本賢一×笹生撫子 テディ文庫

31歳にして、初めて買った「ボーイズラプ小説」の短編集である。 なんだかんだ言ってヲタク属性なのでボーイズラプは嫌いでな...

犬はいつも足元にいて 大森兄弟 河出書房新社

2010年度芥川賞の候補作。 作者は大森兄弟と言うペンネームの通り、本当に兄弟で合作しているとのこと。ちょっと面白そうだ...

芽むしり仔撃ち 大江健三郎 新潮文庫

大江健三郎の作品は「読みにくい」という印象があるが、その中でもこの作品は比較的読み易い部類に入るだろうと思う。 第二次世...

「新しい人」の方へ 大江健三郎 朝日新聞社

少年少女に向けて書かれたメッセージということになるらしいが、大人の私でも、持て余すような作品だった。 私の読解力が低い…...

「自分の木」の下で 大江健三郎 朝日新聞社

大江健三郎…あのノーベル賞作家の大江健三郎だ。 難解な文章でもって読書家達を容赦なく打ちのめす、あの作家さんだ。ちなみに...

塩の味 大岡玲 集英社

主人公は人間。食べ物を副主人公にした短編小説集だった。 どの話にも食事のシーンが登場する。作者の大岡玲はものすごく食べる...

呪怨 大石圭 角川ホラー文庫

これまで読んだ作者の作品には、何故だかしらシンパシーのようなものを感じていたので、図書館で見つけて迷わず手に取ったのだけ...

殺人勤務医 大石圭 角川ホラー文庫

この感想はネタバレを含むので「読もうかなぁ」って方は、遠慮していただいた方が良いかも知れないので悪しからず。 人工中絶を...

自由殺人 大石圭 角川ホラー文庫

ある日突然、自分のもとに強力な爆弾が送られてきたらどうするだろう? 悪い事と知っていても「使ってみたい」と思ってしまうの...

ぼくらはみんな、ここにいる 大石英司 中公文庫

夏に読むにはもってこいのタイムスリップ漂流物。 中学の吹奏楽部に所属する主人公達は、島原半島の近くにある、とある島へ合宿...

スカートの風 日本永住を目指す韓国の女たち 呉善花 角川文庫

昨年末に、ネット友から教えてもらって気になっていたのだが、やっとこさっとこ手に取ってみた。 巷では韓国ブームが熱い……が...

遠藤周作で読むイエスと十二人の弟子 遠藤周作 芸術新潮編集部

遠藤周作の文章と絵画写真からなるムック本。 宗教書関係になるとは思うのだけど、遠藤周作好きなら読んでおきたい1冊。遠藤周...

わたしが・棄てた・女 遠藤周作 講談社文庫

「虐げられた人間」を書かせたら遠藤周作は最高だなぁ…と思わずにはいられない。 『わたしが・棄てた・女』は森田ミツの不憫さ...

天使 遠藤周作 講談社文庫

手のひらに収まってしまいそうな、小さな作品ばかりを集めた短編集である。 短編のことを掌編ということがあるけれど、ここに入...
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