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蛇にピアス 金原ひとみ 文藝春秋

想像していたより面白かったけれど心に残るかと問われれば「そうでもない」という印象。

題名の『蛇にピアス』とは、その言葉通り蛇にピアスをするのかと思っていた自分分が、ちよっと恥ずかしい。

舌ピアスを拡張させて舌を裂くなんて方法のピアスがあるなんて、ちっとも知らなかった。

私はそういうのが生理的に駄目なのでピアスはしたいと思わないのだけど、ちょっとエロティックで素敵な感じだ。

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蛇にピアス

ザックリとこんな内容
  • 第27回すばる文学賞、第130回芥川賞W受賞作。
  • 19歳の中沢ルイは、舌にピアスの穴を開け、拡張して舌を割いていく。
  • ルイは恋人のと同棲をはじめるが……

感想

主人公の恋が、ちょっと面白かった。若い人の小説なんだなぁ……と微笑ましい。恋が分かっていなくて、戸惑ってる感じが特に。

本人は真っ直ぐ走っているつもりなのに気が付けば斜め方向……みたいな。馬鹿な子なのに可愛らしい印象。

こういうタイプの女性って個人的には嫌いなんだけど、不思議と憎めなかった。

残念なのはラストに向けてのスパートが唐突だったこと。

せっかく丁寧に書いていたのに最後まで読むと「だから、どうした? それで?」と思ってしまったのだ。

もともとストーリーを追う小説ではないのだとは思うけれど、もう少しお話が上手に出来ていたらハマっていたかも知れない。

主人公が若かったということ手伝って、ちっとも痛ましく思えなかった。

最近の若い女性作家さんの描くものは、何かと性の匂いが強いけれど、砂糖菓子のように小綺麗に書いたり、下品でウンザリする物が多い中、過激なくせに下品でない気持ちの良い描写だったと思う。

「過激=下品」という図式って成り立ちそうで成り立たないらしい。

気が向いたら他の作品も読んでみたいと思わせられた1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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