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わたくしが旅から学んだこと 兼高かおる 小学館

私は子ども時代『兼高かおる世界の旅』って番組が大好きだった。

今では海外旅行なんて誰でも行ける時代だけれど、私が子どもの頃は海外旅行なんて、そうそう行けるものではないという認識だったように思う。

何しろ当時はまだ『アタック25』のフランス旅行が物凄い商品だったのだ。それこそ「ここではないどこか」を知りたくて『兼高かおる世界の旅』を毎週楽しみに観ていた覚えがある。

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わたくしが旅から学んだこと

一九五九年から一九九〇年まで三一年間続いた大人気テレビ番組『兼高かおる世界の旅』で、ナレーター、レポーター、ディレクターなど、何役も務める。

取材した国は約一五〇か国にものぼり、「私の人生のほとんどが仕事であり、旅だった」といま著者は振り返る。「去る者は追わず、来る者は選べ」「旅は女性を美しくする」「贅沢が文化を、余裕がアイデアを育てる」など、数々の旅から得た人生観は、オリジナリティーにあふれ、強くて、優しい。

アマゾンより引用

感想

あんなに大好きだった『兼高かおる世界の旅』。

ところが成長するに従って、いつしか観なくなってしまった。海外旅行も一般的になってきたからかも知れない。そして、いつの間にか番組は終了していた。

今にして思えば『兼高かおる世界の旅』は昭和という時代ならではの番組だったのだ。

この作品は兼高かおるが『兼高かおる世界の旅』をしていた頃の思い出話を中心に、旅にまつわるエピソードを集めるもの。当時、番組を観ていた人なら楽しく読めると思う。

作者はとてもチャーミングで魅力的な人なのだなぁと感心させられた。そして、何よりもエルルギッシュ!

海外旅行が一般的ではなかった時代に世界を飛び回っていたのだから、そういう人でなければやっていけなかったのだと思う。どのエピソードも読んでいて純粋に面白かった。

ただ、やはり考え方の古さは否めない感じ。

そして、庶民とは遠いところにいる人なのだなぁ……とも思った。結局のところ音楽でも文学でも芸術でも、そういう余技的な物ってお金があってこその楽しみなのだ。

「旅」も同じくくりにあると思う。現代人が読むと、鼻白むような箇所が多々あるのはご愛嬌。そういう時代、そういう恵まれた環境にあった人が書いたものなのだ。

しかし、だからと言って『兼高かおる世界の旅』を否定するつもりはない。

あの時代には必要だったのだ。その辺を踏まえて、昭和的懐かしさを楽しむつもりで読むには良い作品だと思う。

「The昭和」な人にオススメしたい作品だと思った。

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白い木蓮の花の下で
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