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軽いめまい 金井美恵子 講談社

上手いと思うのだけど、イマイチ好きになれなかった。

子供が2人いて、夫もそこそこ真面目で優しくてお洒落なマンションで暮らしている専業主婦が主人公なのだが、私がヒロインの夫だったら、ちょっとガッカリしてしまうなぁ……とか思ったりして。

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軽いめまい

ありふれた日常を軽妙な文体で綴る長篇小説夫と二人の男の子と都会のマンションに暮らす主婦の、ありふれた日常のささやかな出来事を冴えた切り口で捉え軽妙な文体で描く。

小説の愉しみを伝える長篇。

アマゾンより引用

感想

取り立ててドラマチックなことのない主婦の日常生活が淡々と綴られた作品で「恵まれた専業主婦の生活ってこんな感じ」という標本のような感じだった。

専業主婦だから恵まれていると定義するのはいささか想像力に欠けるが、ここは一般的見地からみて、特別な不幸ごとのない家庭ということで「恵まれている」と書きたい。

私は専業主婦反対派ではない。むしろ専業主婦になりたいくらいなのだが、それにしても主人公の女性は、なんと退屈そうな毎日を送っているのだろうなぁ。

他人の生き方を否定する気はないが、「動物園の動物じゃあるまいし」と思ってしまった。これは「主婦」というのが問題ではなくて「個」の問題のような気がする。

誰だってパーフェクトな幸せの中で生きている訳ではないと思う。

愉快なことと、不愉快なことが交じり合って日常生活が成り立っていると思うのだが、ぐるっと周囲を見渡してみると「おおむね愉快そうに生きている人」と「おおむね不愉快そうに生きている人」の2種類の人がいることに気付く。

性別とか、年齢とか、職業に関わらず「退屈そう」あるいは「つまらなさそう」な人って、けっこういるよなぁ……。

この作品は、そんな人の愚痴電話を長々と聞かされてしまったという印象。

文章的には、やたらと1つの文が長いのが気になった。

TVなどで見る「井戸端奥様の会話」らしい雰囲気を出すために敢えて、そんなスタイルにしたのだと思うのだが、ちょっとイライラしてしまった。

ちっとも的を得ない話し方にウンザリしたと言うか。主人公のような女性とは、仲良くなれそうにないように思う。

作者の金井美恵子は、あとがきで自分のことを「ドラマチックな出来事に興味がもてない」と書いていたので、他の作品を読んでみようかと思う。

ただ、今回はイマイチ印象がよくなかったので、また気が向いた時にでもチャレンジしてみようと思う。

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白い木蓮の花の下で
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