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本の感想

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サンカーラ この世の断片をたぐり寄せて 田口ランディ 新潮社

数年ぶりに田口ランディの作品を読んでみた。 『コンセント』で衝撃を受け、数冊続けて読んだのだけど、盗作騒動以来ずっと手を...

もう消費すら快楽じゃない彼女へ 田口ランディ 幻冬舎文庫

一時期、活字好き、かつネット好きな人々を思いっきり熱狂させた「ランディ・ワールド」は私も、ご多分に漏れず夢中になっていた...

マークスの山 高村薫 早川書房

人間には、どうしても得手、不得手というものがあるらしい。 「脱・ミステリ音痴」を目指してチャレンジしてみたのだが、読み終...

李歐 高村薫 講談社文庫

私は先天的にミステリ音痴らしくて、推理とかサスペンスってのはとんと苦手だ。 ここ何年かは意識してホラーなどを読むように心...

官能小説家 高橋源一郎 朝日新聞社

朝日新聞に連載されていた新聞小説を単行本化した1冊。 新聞連載中から気になっていたのだけれど、連載にはつきものの「続く」...

ドールズ 高橋克彦 角川ホラー文庫

題名のとおり「人形」をキーワードにした恐怖小説だった。 「人形」というよりも「人形師」の方が主かも知れないが、人形好きな...

片意地へんくつ一本気 下田うなぎ屋風流噺 高橋治 文春文庫

伊豆の下田で鰻屋を営む頑固オヤヂと旦那衆が繰り広げる人情譚。 「片意地」とか「へんくつ」とか「一本気」という言葉を見ただ...

風の盆恋歌 高橋治 新潮文庫

世間的には評価の高いのある作品だと聞いているけれど私の中では、どうにも受け入れ難い作品だった。 若い頃に愛し合っていたの...

マイマイ新子 高樹のぶ子 マガジンハウス

第二次世界大戦の敗戦直後に少女時代を過ごした高樹のぶ子が自分の少女時代を描いた作品。 短編連作形式で、雑誌に連載されてい...

150cmライフ。 たかぎなおこ メディアファクトリー

「白蓮さんって、毎日こんな感じで生活してるの?」という言葉とともに、この本を貰った。 ちなみに私の身長は144センチ。で...

マグダレンの祈り ジューン・ゴールディング ヴィレッジブックス

どの国にも長い歴史の中には「恥部」のようなものが存在すると思う。 この作品は、まさにアイルランドの恥部を暴露したと言って...

停電の夜に ジュンパ・ラヒリ 新潮社

巷ではものすごく評判が良かった……らしい作品。 「こりゃぁ是非、手に入れて読みたいものだ」と思っていて、図書館生活の合間...

オスカー・ワオの短く凄まじい人生 ジュノ・ディアス 新潮社

巷で大絶賛(?)だったので手にとってみたのだけれど、翻訳物を読み慣れていない私には手強い作品だった。 ピュリツァー賞、全...

美と王妃たち ジャン・コクトー 河出書房新社

西洋史の基本を知らない人間が読むには、ちょっと厳しいかな……と思った作品だった。 ちなみに私には厳しかった。 知的基礎体...

バルセロナにおいでよ 外尾悦郎 筑摩書房

作者である外尾悦郎は、ネスカフェ・ゴールドブレンドCMにも登場した違いが分かる男…もといサグラダ・ファミリアの主任彫刻家...

ぼくらの七日間戦争 宗田理 角川文庫

「面白いですよ」と勧められて手にとってみた1冊。 私よりも5歳くらい下の世代はリアルタイムで、この作品を見たり読んだりし...

ししゃも 仙川環 祥伝社

リストラで故郷の北海道へ帰郷したOLが「ししゃも」で町おこしをする物語。 軽くミステリー要素が入っているけれど、ジャンル...

戸村飯店青春100連発 瀬尾まいこ 理論社

作者の作品は、どうにも胡散臭いと言うか、嘘臭さが鼻について好きになれないと思っていたのだけれど、この作品はけっこう面白か...

天国まではまだ遠く 瀬尾まいこ 新潮社

うーむ。どうにもこうにも受け入れ難い作品だった。一応、癒し系を意識した作品なのだと思うのだけど。もしかすると私は作者の作...

卵の緒 瀬尾まいこ マガジンハウス

気持ちのよい小説だった。表題作プラス1は、どちらも血のつながりと家族がテーマ。「ぼくのへその緒を見せて」と聞かれて「卵で...

烈しい生と美しい死を 瀬戸内寂聴 新潮文庫

『烈しい生と美しい死を』は『青鞜』をめぐる女達について書かれたエッセイ集。 一応、エッセイ集という形で出版されてはいるけ...
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