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本の感想

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どんぶらこ いとうせいこう 河出書房新社

表題作と他2編からなる短編集。表題作のテーマは親の介護問題。 他2編は信州のとある一族を描いた作品で「信州弁三部作」との...

最愛の子ども 松浦理英子 文藝春秋

久しぶりの松浦理英子。ガツガツと作品を発表する作家さんではないだけに、新作で出ると「あっ! 新作出てたんだ」と嬉しくなっ...

夫の墓には入りません 垣谷美雨 中央公論新社

垣谷美雨の書く小説はハズレ無しと言う印象があるけど、今回もお流石でございました。 安定の面白さだった。ある日夫が急死した...

日本博物館事始め 西山ガラシャ 日本経済新聞出版社

前知識無しで題名借りした。 題名から「博物館を創立する物語」である事は推察出来るので、ちょっと読んでみたいかな…と。 西...

聖母 秋吉理香子 双葉社

ネタとオチが命のミステリー作品ですが、盛大にネタバレを盛り込んだ感想になりますので、ネタバレを読みたくない方はご遠慮くだ...

美女と野獣 ドーノワ夫人 西村書店

エマ・ワトソン主演で『美女と野獣』が映画化されている事を受けて、再読熱が猛烈にたかまり、久しぶりに本棚から引っ張り出して...

やめるときもすこやかなるときも 窪美澄 小学館

窪美澄の作品を読むのはこれで5冊目。『晴天の迷いクジラ』からスタートして、なんだかんだ読んできたけれど、今回の作品を読ん...

冥土めぐり 鹿島田真希 河出書房新社

第147回芥川賞受賞の表題作と、他1編収録。中編2作って事でサクサクとあっさり読み終えた。 鹿島田真希の作品を読むのはこ...

狂う人「死の棘」の妻・島尾ミホ 梯久美子 新潮社

題名が表している通り『死の棘』のモデルで島尾敏雄の妻、島尾ミホについて書かれた評伝。 物凄く読み応えのある大作で巷でも絶...

あひる 今村夏子 書肆侃侃房

表題作と他2編。表題作の『あひる』はは芥川賞候補になったとのこと。 働いていた頃、通勤途中にあひるを飼っている家があり、...

自由なサメと人間たちの夢 渡辺優 集英社

ちょっと脳みそが煮詰まっている時期だったので、ラノベ風の表紙を見て「これなら軽く読み流せるかな」と思って手に取った。 渡...

ビニール傘 岸政彦 新潮社

岸政彦は初挑戦の作家さん。「社会学者が書いた大阪を舞台にした作品」との事だったので手に取ってみた。第156回芥川賞候補作...

痴者の食卓 西村賢太 新潮社

西村賢太自身を投影した主人公貫多と恋人の秋恵を描いた短編集。 西村賢太は私小説しか書かない人なので「いつものアレ」って感...

そういう生き物 春見朔子 集英社

完全に表紙借り。表紙になっている土屋仁応の彫刻が好きなもので、ついフラフラと。 この人の作品は本当に素敵。ちなみに表紙に...

青が破れる 町屋良平 河出書房新社

この作品の題名を見て昭和の読書好きなら「あれ? この題名どっかで見た事があるような…」と思ったのではなかろうか。 そう、...

農ガール、農ライフ 垣谷美雨 祥伝社

安定の面白さで楽しく読む事が出来た。 今回はネタバレするので苦手な方はご遠慮ください。 題名からお察し出来るように「農業...

屋根をかける人 門井慶喜 角川書店

『屋根をかける人』はメンソレータムでお馴染みの近江兄弟社を作ったメレル・ヴォーリズの生涯を描いた伝記小説。 もし読むので...

おばちゃんたちのいるとろ 松田青子 中央公論新社

『おばちゃんたちのいるとろ』は幽霊・化け物がテーマの連作短編集。それぞれ落語や歌舞伎、民話等に出てるく幽霊などをモチーフ...

騎士団長殺し 村上春樹 新潮社

お久しぶりの村上春樹。『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』から4年も経っているとのこと。なんだか、つい最近読んだ...

あの子は貴族 山内マリコ 集英社

山内マリコは初挑戦の作家さん。題名に惹かれて手に取った。 家柄の良い筋金入りのお嬢様が婚活する話……だと思って読み進めて...

ゼロ・アワー 中山可穂 朝日新聞出版

私にとって中山可穂は恋人のような存在だった。 長年読書をしていると必要以上に思い入れしてしまう作家が出てくるものだ。父的...
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