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た行の作家

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パッサジオ 辻仁成 文春文庫

あまりにもチンケな物語で「ちゃんちゃら笑わせてくれるぜ」と溜息をついてしまった。駄目な作品だと言うつもりはない。ただ幼い...

冷静と情熱のあいだ Blu 辻仁成 角川文庫

江國版をイマイチ好きになれなかったので、ノリ気ではなかったのだが赤と青が一対になって出来たコラボレーション作品なので、や...

海峡の光 辻仁成 中公文庫

作品を読み終えての第一声は「これって、やったもん勝ちだなぁ」だった。主人公は函館の刑務所で看守をしている男。そして主人公...

抱擁 辻原登 新潮社

昭和初期、女学校を卒業したばかりの主人公が、とある公爵家令嬢の小間使いとして働いている時に体験した不思議な物語。ホラーと...

黙市 津島佑子 新潮文庫

読んでいて欝になってしまった。「作家=作品」でない事は分かっているのだけど、こういうタイプの女性とはお友達にもなりたくな...

薔薇ホテル つかこうへい 角川書店

つかこうへいって、けっこう好きな作家さんなのだが、作品を読むのは1年以上ぶりかも知れない。そう言えば、最近は舞台以外の作...

あとかた 千早茜 新潮社

千早茜は初挑戦の作家さん。図書館で表紙が気になったので借りてみた。短篇集かと思っていたら、短篇を繋いで1つの話を作る連作...

ありがとうございません 檀ふみ 日本経済新聞社

壇ふみのファンでもないのに、ついうっかりと手に取ってしまった。私の中の壇ふみは往年の名番組「NHKの連想ゲーム」の回答者...

リツ子その愛・その死 檀一雄 新潮文庫

最後に読んだのは何年前だったか……というほどに久しぶりの再読。檀一雄といえば『家宅の人』と、この作品が代表作になるのだろ...

火宅の人 檀一雄 新潮文庫

久しぶりに再読してみた。再読する作品というのは、多少ならずも愛情を感じている作品ばかりなのだが『火宅の人』は「多少」どこ...

漂蕩の自由 檀一雄 中公文庫

檀一雄のエッセイは「面白かった」というよりも「美味しそうだった」という感想を持つことの方が多いのだが、この作品もそうとう...

花筐・白雲悠々 檀一雄 講談社文芸文庫

講談社文芸文庫はありがたいなぁ。文庫化されていない名作を少しづつ出版してくれるのって、本好きにとってはホントにありがたい...

小説太宰治 檀一雄 岩波現代文庫

この小説は檀一雄の夫人である、ヨソ子さんが1番好きな作品だという。小説としては、作者が書いた他の物に較べると見劣りするよ...

わが百味真髄 檀一雄 中公文庫

檀一雄が美味しいと感じた食べ物についての小話がズラーッと並んでいるだけの、なんとも不毛な随筆集である。どこそこで食べた、...

怪老の鱗 奇人・変人交遊録 団鬼六 光文社

官能小説の大家が書いた「変態さんいらっしゃい」なエッセイ集だった。団鬼六の作品は何冊か読んだけれど、このエッセイ集を読ん...

雪の練習生 多和田葉子 講談社

ちょっと風変わりな話だったけれどかなり面白かった。人語を解する北極熊の「三代記」。サーカスの花形で自伝を書いた祖母、女曲...

尼僧とキューピッドの弓 多和田葉子 講談社

フェミニズムな意味合いの強い作品だと聞いていたのだけれど、むしろ雰囲気小説かなぁ……と思って読んだ。日本人の作家があるド...

負けんとき  ヴォリーズ満喜子の種まく日々(上・下) 玉岡かおる 新潮社

ガッツリとした大河小説だった。大河小説好きにはオススメしたい1冊。ガッツリとした大河小説を書いてくれる女性作家さんって、...

天涯の船(上・下) 玉岡かおる 新潮社

久しぶりに「大河ロマン」が読めて大満足だった。明治の動乱期に、女性がアメリカへ留学するってだけでもドラマなのに、主人公は...

捨て色 玉岡かおる 角川文庫

上手い、上手くないに限らず「うわぁ~好きぢゃないなぁ」と思った作品。忍ぶれど 色に出にけり わが恋は……よろしく「色」と...

山頭火随筆集 種田山頭火 講談社文芸文庫

漂白の俳人、種田山頭火の俳句、随筆、日記を集めた1冊である。『知ってるつもり 種田山頭火 活字版』というノリだった。これ...
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