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か行の作家

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厩橋 小池昌代 角川書店

ものすごく小池昌代「らしい」感じのする作品だった。 舞台は東京。スカイツリーのお膝元で、生さぬ仲の娘を育てる夫婦と、養父...

自虐布団 小池昌代 本阿弥書店

『自虐布団』は月間『俳壇』という雑誌に連載していた短編小説を集めた短編集。 どの作品も「言葉」を生業とする人や、あるいは...

黒蜜 小池昌代 筑摩書房

小池昌代の作品にはすっかり惚れ込んでいるのだけれど、今回は正直イマイチだった。 前回読んだ『弦と響』(忙しい時期だったの...

わたしたちはまだ、その場所を知らない 小池昌代 河出書房新社

小池昌代の長編作品は初めて読んだのだけど面白かった。 ずっと短編集を読んでいて「いつかガッツリ長い物を」と思っていたのだ...

怪訝山 小池昌代 講談社

表題作他2編収録。『怪訝山』、とても面白かった。 気持ち悪い話だったけれど、すごく面白かった。 久しぶりに「誰かと感想を...

ことば汁 小池昌代 中央公論新社

小池昌代作品5冊目。今回も短編集。やっぱり、この人はいい。私の肌にしっくり馴染む人だ。 なんと言ったらいいのだろうなぁ。...

ルーガ 小池昌代 角川書店

小池昌代の作品は女性にこそ読んで欲しいと思う。 なにげに汚らしい表現で恐縮なのだけど「女汁したたる」感じがする。 表題作...

裁縫師 小池昌代 角川書店

エロティックな香りの漂う不思議な話を集めた短編集。 最盛期の小川洋子と河野多惠子を足して2で割ったような作風。 小川洋子...

タタド 小池昌代 新潮社

小池昌代の感性、すごくいい……と言うか、私の感性にピッタリと沿って気持ちがいいような恐いような。 読んでいて空恐ろしいも...

感光生活 小池昌代 筑摩書房

『感光生活』は15作からなる短編集。 作者の小池昌代は私にとって初挑戦の作家さんだ。 詩人で翻訳家とのこと。小池昌代がこ...

アブラクサスの祭 玄侑宗久 新潮社

ヤバイよ。玄侑宗久の作品はヤバ過ぎる。読んでいると、うっかり自殺したくなってしまう。 ちなみに私は身内に自殺者がいるので...

中陰の花 玄侑宗久 文藝春秋

禅宗の僧侶である主人公と妻。そして拝み屋の婆さまを軸にした物語。 題名になっている「中陰」とは、この世とあの世の中間地点...

陰日向に咲く 劇団ひとり 幻冬舎

今さらながらのベストセラー本。図書館で予約していたのが、やっと手元に届いた。 「お笑い芸人に小説が書けるのかな?」という...

万寿子さんの庭 黒野伸一 小学館

短大を出て社会人になったばかりの20歳のヒロイン京子と「意地悪ばあさん」を地でいくような78歳の万寿子さんとの物語。 2...

蟋蟀 栗田有起 筑摩書房

栗田有起作者はいったいどこへ行こうとしているのだろう? 不思議系の話を書く人って、油が乗ってくると暴走して意味不明の物語...

オテルモル 栗田有起 集英社

栗田有起の作品は嫌いじゃない。嫌いじゃないけど物足りない。 感覚とか、設定はすごく好みなのだけど1冊の読み物として評価す...

ハミザベス 栗田有起 集英社

今回の作品は、駄目だった。 前回読んだ『お縫い子テルミー』がツボにハマったので「この作者とは、もしかすると生涯の友になる...

お縫い子テルミー 栗田有起 集英社

表題作と他1編。今風に言うなら「ありえねぇ」ってほどに、ズボッっとハマってしまった。 表題作の『お縫い子テルミー』はかな...

遠い旋律、草原の光 倉阪鬼一郎 早川書房

美貌の女性指揮者と不治の病と戦う画家の青年が彼らの祖父母から続く因縁と謎を解き明かしつつ、それぞれに成長し恋に落ちていく...

最後の晩餐―久米宏対話集 久米宏 集英社

ニュースステーションの人気コーナーだった「最後の晩餐」を1冊の本にまとめた対話集。 「明日死ぬとしたら最後に食べる食事は...

調律師 熊谷達也 文藝春秋

音を匂いとして感じることの出来る「共感覚」という特殊な能力を持った調律師をめぐる連作短編集。 東日本大震災後を挟んで物語...
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