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怪談 小池真理子 集英社

小池真理子の作品を読むのは数年ぶり。どちらかと言うと好きな作家さんなのだけど、最近は「上手すぎて上滑り」な印象が強くて手に取っていなかった。し

かしこの作品はツイッターで評判が良いようだったので久しぶりに読んでみた。

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怪談

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大切な人の突然の死。魂だけでもいつも傍にいて欲しいと願う気持ちが、見えない何かを引き寄せるのかもしれない。

二十年前、男友達が自死した。彼の想いを素直に受け入れられなかった若い自分。そして今、恋愛に失敗し、仕事にも行き詰まった私は、様々な思いを抱え彼が最後に泊まった岬のペンションを訪れる―。(「岬へ」)

生と死のあわいに漂う不確かな存在を、妖しく描き出す幻想怪奇小説集。

アマゾンより引用

感想

「ちょっと怖い話」を集めた短篇集。「死」をテーマにしていて『世にも奇妙な物語』って感じだった。

ただ「幽霊」とか「霊魂」とか「呪い」とかいうホラー的なものではなくて、もう少し現実に添った感じ。

かつて、小池真理子は若い女性か、そうでなければ熟女を主人公に持ってくる事が多かったのだけど、作者自身が年をとったせいか、老女が沢山登場していて、ちょっと新鮮な感じだった。

どの作品も、調度良いくらいに面白かった。娯楽として小説を読むにはもってこいの作品だと思う。

ホラーと言うほど怖くもないけれど、ちょっと不思議で「自分は経験した事ないけど、こういう事ならあっても不思議じゃないかも」と思えるような話が多かった。

「いい年した大人」が読むための「怖い話」だと思う。

そしてこれは小池真理子のお約束とも言えることなのだけど、登場人物達が全員「ちょいセレブ」なのが良かったと思う。

怖い話って「お金持ち」あるいは「ちょっとお金持ち」の主人公が似合うように思うのだ。その方が絵的にも素敵だし。

小池真理子の良いところだけを抽出した短篇集だと思う。読んで良かったと思える1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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