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スコール 小檜山博 集英社

北海道で農業を営む中年男性が、お嫁さんをゲットするためにフィリピンへ行って……という話だった。

農村の嫁不足は深刻だと言うし、私自身、「農家の嫁に」と言われたら遠慮したいと思うだけに、姿勢を正して読まなきゃいけないかと思ったりしたのだが、どうにも感じの悪い小説でウンザリしてしまった。

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スコール

マニラ空港に降り立った正夫の目的は嫁さがし。が、詐欺にあい、身ぐるみはがれ、やくざな世界の片棒をかつぐはめに。そんな正夫を支えるクリスティナ。

今度こそうまくいくかもしれない、と思う正夫だが…。

アマゾンより引用

感想

主人公の男は、とにかく女に騙され続けた人なのだが、あまりにも馬鹿に描きすぎているように思った。

そして「嫁になってくれれば誰だっていい」という姿勢が何よりも嫌な感じだった。「そんな考え方だから結婚できないんだって」とツッコミを入れてしまったくらい。

主人公の馬鹿さ加減が不愉快だったのと、女性の描き方が酷いのとで、不愉快極まれり……といった感じ。

そして人を小馬鹿にしたようなラストも感じが悪い。

あれがハッピーエンドなのか? 読み手を馬鹿にするんじゃないよと作者に言いたい。

作者自身、北海道の出身で、この作品以外にも「嫁不足」で結婚できない男がアメリカに行く話を書いているようで、たぶん農村の「嫁不足」について、深く思うことがあるのだとは思う。

それでも話の筋云々よりも、作者の人柄というか文章の感じがどうにも腹立たしくて、これっぽっちの同情も共感も感じることができなかった。

これでは、かえって反感を買ってしまうのではないのだろうかと思う。

人間の醜さを書くのも、愚かさを書くのもかまわないが、な登場人物への愛情が文章から感じられなかったのだ。

感じの悪い本を読んでしまって、ガックリしてしまったが、野良犬に噛まれたと思って諦めることにする。

思いがけずに熱くなる本と巡り合うこともあれば不愉快な本に遭遇することもある訳で。はあっ。

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白い木蓮の花の下で
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