村山由佳

嘘 Love Lies 村山由佳 新潮社

なんだか、ちょっとビックリしてしまった。村山由佳はこんな作品も書けるんだ! 私は村山由佳と言うと『天使の卵』を真っ先に思い浮かべてしまう。そう言えばWEBに感想を上げていないけれど、発売当時はなんだかんだで話題になっていたように記憶している...
村上春樹

村上さんのところ 村上春樹 新潮社

期間限定サイト「村上さんのところ」で村上春樹が読者からの質問に答えていた内容をまとめたもの。サイトではかなりの数の問答があったと思うのだけど、この本に収録されているのは村上春樹自身が選んだ厳選473問。エッセイともなんとも言えない1冊なので...
村上龍

新 13歳のハローワーク 村上龍 幻冬舎

かつて一世を風靡した『13歳のハローワーク』の改訂版。私は『13歳のハローワーク』が出版された時はすでに結構な大人だったので、書店で並んでいるのをパラ見しただけで読まなかった。今回、この作品を読んだのは夫が娘のために購入したので「せっかく家...
村上春樹

騎士団長殺し 村上春樹 新潮社

お久しぶりの村上春樹。『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』から4年も経っているとのこと。なんだか、つい最近読んだように思えてビックリしてしまう。『1Q84』に至っては7年前とのこと。村上春樹は新作が出るたびに速攻で図書館に予約を入れ...
村田沙耶香

コンビニ人間 村田沙耶香 文藝春秋

第155回芥川賞受賞作。作者の作品を読むのは6冊目だけど1番よく出来た作品だと思う。かなり面白かった。ただ作者のが得意とする「突拍子も無い発想」の生きた作品ではなくて、どちらかと言うと一般向けと言うか読みやすい仕上がり。今までは作者の感性が...
村田喜代子

人の樹 村田喜代子 潮出版社

村田喜代子と言う作家さんを追うようになってからずっと「この人の書くものにハズレなし」と思っていたけれど、今回はじめて無理だった。言葉は悪いけれど「毒にも薬にもならない作品」って印象。「ナニコレ?」と吃驚してしまった。こんな作品もあったんだ…...
村田喜代子

焼野まで 村田喜代子 朝日新聞出版

私は40代になってから村田喜代子と出会えた事を幸せに思う。中高年女性の心理描写が抜群に上手い。たぶん私が20代で読んでいても面白くなかったと思う。今回も素晴らしい村田喜代子ワールドが展開されていて非常に満足した。 今回は子宮がんを治療...
村田沙耶香

消滅世界 村田沙耶香 河出書房新社

作者の作品を読むのはこれで5冊目。 毎度、絶賛している訳でもなく「厨二病的だ」とか「まぁ、分からんじゃないけど」と微妙な感想ばかり書いているのに、それでも読んでしまうのは、なんだかんだ言って気に入っているからだと思う。 今回もい...
村上龍

おしゃれと無縁に生きる 村上龍 幻冬舎

村上龍と言うと、かつては村上春樹と並んで「W村上」なんて呼ばれている大御所だけど、恥ずかしながら、作品は数冊しか読んだ事がない。このサイトには感想を書いていないけれど『トパーズ』だったか『限りなく透明に近いブルー』だったか、どの作品だったか...
村田喜代子

八幡炎炎記 村田喜代子 平凡社

ここ数年ハマっている作家さんなのだけど、今までの作風とは全く違っていて驚かされた。それまでの作品をイメージして読むとコレジャナイ感半端ないこと請け合い。でも、これはもしかしたら大作の香りがする。実はこの作品のラストは『第一部了』となっている...
群ようこ

かもめ食堂 群ようこ 幻冬舎

評判の良かった映画の原作本。映画はかなり人気があったみたいだけれど、私はその良さがちっとも分からず「もしかしたら原作の小説を読んだら感想が違ってくるのかも」と思い手に取ったのだけど、映画以上に良さが分からなかった。 フィンランドで「こ...
村山由佳

放蕩記 村山由佳 新潮社

作者の自叙伝的小説という事らしい。主人公は小説家の女性。母親との確執を中心にして描かれている。そう言えば、この読書録には、この作品以外に1冊しか感想を書いていないけれど作者の作品はデビュー作から読んでいる。思えば遠くへ来たものだ。 同...
村山由佳

星々の舟 村山由佳 文春文庫

久しぶりに私好みの恋愛小説に出会った。ものすごく暗くて救いのない話である。何しろ主人公は実の兄妹で愛し合ってしまうのだから。連れ子同志だと思っていたのに、実は血の繋がった兄妹だった…という設定。短編連作になっていて、兄妹の禁断の恋を中心にし...
村田沙耶香

ハコブネ 村田沙耶香 集英社

自分の性に違和感を覚えている3人の女性達が主人公の物語。セクシャリティ小説とでも言えば良いのかな。非常に松浦理英子的。同性愛をテーマとした小説ではなくて、あくまでも「セクシャリティ」がテーマ。なのでエロティックな雰囲気は皆無。 この作...
村田沙耶香

殺人出産 村田沙耶香 講談社

ビックリするほど厨二病的な作品だった。しかし大真面目な作品だ。ラノベっぽくもあるけれど、ラノベにあらず。舞台は近未来日本。「10人子どもを産んだら1人殺してもいい」という仕組みになっている。トンデモ設定で度肝を抜かれたけれど、面白くて一気読...
村田沙耶香

授乳 村田沙耶香 講談社

前回読んだ作品がちょっと面白かったので続けてもう1冊手に取ってみた。表題作と他2編。表題作は群像新人文学賞の優秀賞を受賞。いかにも新人賞って感じの作品だった。表題作は主人公の女子高生が自傷癖のある家庭教師の男子学生を支配して授乳をする話。『...
村田沙耶香

タダイマトビラ 村田沙耶香 新潮社

ツイッターで評判が良さそうだったので読んでみた。テーマは家族。子どもを愛することが出来ない母親に育てられた少女の物語で、切り口が斬新だと思った。軽くネタバレを含む感想になるので、ネタバレの苦手な方はご遠慮ください。 小説で家族がテーマ...
村田喜代子

光線 村田喜代子 文藝春秋

表題作を含む7編からなる短編集。最近、ガツガツと作者の作品ばかり読んできて、どれもこれも当たりだったけれど、これはイマイチだった。上手と言えば上手いのだろうけれど、作者の真骨頂は長編小説にあると思う。短編ではグッっとくるものがない。 ...
村田喜代子

屋根屋 村田喜代子 講談社

中年女が、自宅の屋根を修理してくれた「屋根屋」の男と、夢の中で旅をする物語。好きな人と「夢で会いたい」と思った事がある人は案外多いかと思うのだけど、まさにそれ。屋根屋の男と夢のなかで待ち合わせて、寺の屋根や、ヨーロッパの寺院の屋根などを旅し...
村田喜代子

鍋の中 村田喜代子 文藝春秋

表題作を含む4編からなる短篇集。表題作は芥川賞受賞作。収録されている作品はどれも骨太で面白かった。 表題作は従姉妹たちと過ごす「ひと夏の思い出」的な話。17歳の主人公と80歳の祖母、従兄弟達との生活が描かれている。記憶が曖昧になる祖母...