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純文学

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塩狩峠 三浦綾子 新潮文庫

この作品を読んだのは中学生の頃。しかも、はじめて買った文庫本だったので、やたらと思い入れの深い1冊だ。 この『塩狩峠』は...

泥流地帯 三浦綾子 新潮文庫

この作品は『泥流地帯』と『続・泥流地帯』の2冊1組。 私が初めて『泥流地帯』読んだのは、10代だった。当時は真摯に生きる...

ナチュラルウーマン 松浦理英子 河出文庫

感想を書いて欲しいとのリクエストを戴いたので数年ぶりに再読してみた。 私にとって松浦理英子という作家を知った記念すべき作...

奇貨 松浦理英子 新潮社

『奇貨』は『友愛小説』と言う位置づけらしい。 女性と恋する事が出来ず、男友達もおらず、自分と自分の性を持て余している私小...

犬身 松浦理英子 朝日新聞社

ものすごく久しぶりに松浦理英子の作品を読んだ。 もっとも、好きな作品はたまに再読しているので「新作を」ってことなのだけど...

裏ヴァージョン 松浦理英子 筑摩書房

松浦理英子の作品を読むのは何年ぶりだろう。 はじめて『ナチュラルウーマン』を読んで衝撃を受けて以来、すっかりお気に入りの...

歯車 至福千年 堀田善衛 講談社文芸文庫

正直なところ、良さも悪さも分からなかった。私自身の読解力が乏しかったと言うべきなのだろうか…… 「読書を楽しむ」と言うよ...

熊の敷石 堀江敏幸 講談社

「熊の敷石」という言葉を聞いても浅学な私は何1つピンとこなかったのだけれど、ヨーロッパ(国ごとにパターンが違う)では寓話...

妻の部屋 遺作十二編 古山高麗雄  文春文庫

妻に先立たれた70代の作者、古山高麗雄が、若い頃を回想したり、妻のことを回想したり、あるいは1人で生きる生活についてを書...

望郷奇譚 古川薫 文藝春秋

ノンフィクション系の短編集。ルポルタージュと言えるほどのノンフィクションではなく、創作も含まれているのかなぁ…という印象...

真昼の花火 吉村昭 河出書房新社

吉村昭の未発表作品集。 吉村昭は亡くなってから何年も経っているので、図書館で見かけた時は「あぁ…まだ、この人の知らない作...

熊撃ち 吉村昭 文春文庫

地味ながらもグッっとくる短編集。 色々なタイプの「マタギ」が登場して、それぞれに熊と対峙する。 自然の脅威がテーマだった...

背中の勲章 吉村昭 新潮文庫

痺れちゃうなぁ。吉村昭の文章は。 「もう、好き過ぎてどうしましょう?」と言うくらい好きだ。最近の作家さんの中で男と職人を...

星への旅 吉村昭 新潮文庫

なんだかんだとハマっちゃっている小説の匠・吉村昭が若かりし頃に書いた短編集。 個人的には、技術力がアップして「やり過ぎ」...

高熱隧道 吉村昭 新潮文庫

久しぶりに手に汗握り、心を熱くして読んだ作品だった。黒部渓谷にトンネルを作った男達の物語。黙々と戦う男達の姿が、身悶えす...

月下美人 吉村昭 文春文庫

面白い……と言うほどの作品ではなかったのだけど、自分の中にあった作者の像がクッキリと浮かび上がる1冊だった。 吉村昭の執...

仮釈放 吉村昭 新潮文庫

非常に面白かったのだけど、なんだか微妙な後味だった。 タイトルの通り、仮釈放をうけた人の生活を描いたお話だった。 当然の...

羆嵐 吉村昭 新潮文庫

私は吉村昭の書く文章にゾッコン惚れこんでいるのだと思う。痺れてしまった。ゾクゾクしてしまった。ときめいてしまった。 多く...

赤い人 吉村昭 講談社文庫

明治時代、北海道の開拓の一端を担った囚人たちと看守の物語だった。吉村昭の18番とも言える監獄物で、相変わらず、地味で陰気...

孤独な噴水 吉村昭 講談社文庫

小説の匠、仕事人、吉村昭らしからぬ、ベタベタした作品で好みでは無かった。 井上光晴を彷彿とさせる油ギッシュさで、吉村昭好...

プリズンの満月 吉村昭 新潮文庫

素晴らしい戦争文学だと思った。手放しで絶賛したい。 野坂昭如『火垂るの墓』や大岡正昇平『野火』などが戦争の悲惨さを正面か...
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