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書評

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悪童日記 アゴタ・クリストフ ハヤカワepi文庫

私がこの本にキャッチ・コピーを付けるなら『ヤバイくらいに面白い』にすると思う。問答無用でズルズルと引き込まれてしまった1...

さゆり アーサー・ゴールデン 新潮文庫

外国人の書いた花柳小説。「外国人に日本の芸者風俗が書けるのだろうか?」と、少々疑問に思いつつ手にとってみたのだが、なかな...

水に埋もれる墓 小野正嗣 朝日新聞社

『水に埋もれる墓』は私に受け付けない文章だったが、ある意味において上手いと思う。読んでいて気分が悪くなる文章なのだ。モダ...

夏と花火と私の死体 乙一 集英社文庫

ジャン・コクトー風味ただよう物語だった。17歳で書いたとは思えないほどの出来栄え。「死体の視点」というのも面白いし、子供...

暗黒童話 乙一 集英社

ひとことで感想を語るなら「そこそこ出来たB級ホラー」ってところだろうか。童話にホラーを絡めるのも、眼球に持ち主の記憶が宿...

GOTH 乙一 角川書店

初めて読んだ『石の目』が良かったので、続けてこれも読んでみた。図書館のホラーの棚に並んでいたし、猟奇殺人を扱った連作短編...

石の目 乙一 集英社

子供の頃から、お話を読むのが、好きで好きでたまらなかった人が書いた小説だなぁ……と思った。創作童話風の短編が4つ収録され...

愛情はふる星のごとく 尾崎秀実 青木書店

『愛情はふる星のごとく』は作者の尾崎秀実が獄中から家族に当てて書いた手紙をまとめた書簡集。尾崎秀実は理論家で、ジャーナリ...

押入れのちよ 荻原浩 新潮社

巷で「面白い」と言っている人が多かったので、図書館で借りるのを楽しみにしていたのだけど……それほど面白いとは思わなかった...

明日の記憶 荻原浩 光文社

実に面白かった。なんと言うか、かなり良かった。「そうか、こう来たか!」ってレベルで。若年性アルツハイマー症候群で記憶を失...

オロロ畑でつかまえて 荻原浩 集英社文庫

それなりに楽しめる1冊だった。村おこしシリーズと言うべきか、広告代理店シリーズと言うべきか。『メリーゴーランド』だの『神...

コールドゲーム 荻原浩 新潮文庫

いきなりネタバレを書いちゃうので「ネタバレ勘弁」な方は、ご遠慮くださいませ。『コールドゲーム』の感想を書くにあたってはネ...

メリーゴーランド 荻原浩 新潮社

荻原浩は初挑戦の作家さん。『メリーゴーランド』想像していたより面白くて吃驚しちゃった。冴えない公務員が、第三セクター方式...

樹上のゆりかご 荻原規子 理論社

良く出来た作品なんじゃないかと思う……なんて事を書いてはみるものの、個人的には、まったくと言っていいほど受け付けない作品...

注文の多い注文書 小川洋子・クラフト・エヴィング商會 筑摩書房

小川洋子とクラフト・エヴィング商會の共著。注文者が小川洋子の書く登場人物で、注文先がクラフト・エヴィング商會と言う設定。...

ことり 小川洋子 朝日新聞出版

「これだよ、これ! 私が読みたかった小川洋子はこれ!」と叫びたくなるような作品だった。久しぶりの長編小説。出版された事さ...

いつも彼らはどこかに 小川洋子 新潮社

前回読んだ『最果てアーケード』の時も思ったのだけど、私の好きな小川洋子が戻ってきている。もはや完全復活と思っちゃってもい...

最果てアーケード 小川洋子 講談社

『最果てアーケード』はとある架空の商店街を舞台にして連作短編集。名作といわれる『博士の愛した数式』以降ずっと抱いてきた「...

とにかく散歩いたしましょう 小川洋子 毎日新聞社

毎日新聞に掲載されていたエッセイをまとめたエッセイ集。新聞に掲載していただけあって、爽やかで読み易い内容になっている。小...

カラーひよことコーヒー豆 小川洋子 小学館

この作品は女性誌に掲載されたエッセイをまとめた単行本。ここのところ、ちょっと疲れ気味だったのでサラリと読めて心地良い読み...

人質の朗読会 小川洋子 中央公論新社

異国でテロリストに誘拐された日本人8人が拘束中、慰みにおこなった朗読会の記録……という形の連作短編集。人質達は救出作戦が...
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