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書評

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ウエンカムイの爪 熊谷達也 集英社

北海道が舞台の熊物語だった。動物写真を撮るカメラマンと熊を研究する人々、ハンター、アイヌの血を惹く女性達がウエンカムイ(...

漂泊の牙 熊谷達也 集英社

熊谷達也は2004年の直木賞を受賞した作家さんなので初挑戦してみた……のではなくて、某兄さんが、以前から熱く語っていたの...

晴天の迷いクジラ 窪美澄 新潮社

死にたくなっちゃった3人が、とある入江に迷い込んで立ち往生しているクジラを観に行って立ち直る物語。なんとなく題名からもハ...

犬に埋もれて 久世光彦 小学館

作者の愛犬の写真と、犬にまつわるエッセイ1冊にまとめた作品。「私はある日、犬に埋もれて死ぬだろう」という一文に、やられて...

曠吉の恋 昭和人情馬鹿物語 久世光彦 角川書店

やっと、久世光彦の作品から卒業出来ると安堵した。やっと、納得のいく作品に出会えたような気がする。もっとも『早く昔になれば...

有栖川の朝 久世光彦 文藝春秋

いつだったか、ちょいと前にあった詐欺事件をモデルにした小説。皇室ゆかりの人間になりすまして、結婚式をしてご祝儀をちょろま...

渚にて On the beach 久世光彦 新潮社

久世氏の逝去に触発されて、手を付けていなかった作品を読んでみたりした。『十五少年漂流記』とか『蝿の王』と同じタイプの漂流...

雛の家 久世光彦 中央公論新社

人形屋に生まれた三姉妹の物語だった。設定的にはツボだったが、これっぽっちも面白くなかった。グイグイと読ませてくれる力もな...

へのへの夢二 久世光彦 筑摩書房

正直、イマイチだった。私は久世光彦のファンだが、この作品はいただけなかった。へたくそなエロ小説としか思えないほど、セック...

陛下 久世光彦 新潮文庫

『陛下』は久世光彦の書いた作品の中で2番目に好きな作品。ちなみにナンバーワンは『早く昔になればいい』である。2つの作品の...

飲食男女 久世光彦 文藝春秋

『飲食男女』と書いて「おんじきなんにょ」と読ませるらしい。恋愛……というより男女の性愛にまつわるエッセイ集。エッセイとい...

蕭々館日録 久世光彦 中央公論新社

『蕭々館日録』は読むのにすごく手間取ってしまったけれど、じっくり読むのに相応しい1冊だった。大正から昭和にかけて活躍した...

燃える頬 久世光彦 文藝春秋

私は、久世光彦の書く文章のリズムが好きみたいだ。とりたてて面白いと思えるほどの作品ではなかっのたのに、ゆるゆると、ヌルイ...

蝶とヒットラー 久世光彦 ハルキ文庫

もう、随分前に読んだ作品なのだが、ふと読みたくなって再読してしまった。妖しげな12の店と、その店に係わる物と、その物に連...

冬の女たち 久世光彦 新潮社

「今の季節に読まなければ何時読むんだ?」てな題名なので手に取ったエッセイ集。毎度お馴染みの「久世節」で、ネタ的には使い古...

桃 久世光彦 新潮社

題名を一瞥してエッセイ集かと思ったのだが「桃」を題材にした短編を多目にあつめた短編集だった。なぜかしら「桃」という単語を...

よろずお直し業 草上仁 徳間デュアル文庫

時間を巻き戻す……という方法でもって壊れた「物」を修理する「よろずお直し業」を営む主人公の旅を描いた短編連作集。一話完結...

魍魎の匣 京極夏彦 講談社

「本の厚さで人が殺せる京極本」にトライしてみた。直木賞作家にまでなった京極夏彦は押しも押されぬ人気者。ミステリ好きの友人...

嗤う伊右衛門 京極夏彦 中央公論社

初京極記念本だというのにイマイチ、ハマれなかった。彼の本はエネルギーのある時に読むべきものなのだろうか。だいたいからして...

緑の毒 桐野夏生 角川書店

期待通りの桐野節炸裂の作品だった。実に感じの悪い1冊。桐野夏生って本当に「嫌な奴」とか「感じの悪い奴」を書くのが上手い。...

ハピネス 桐野夏生 新潮社

お洒落なタワーマンションに済む子育て主婦達が織りなす悲喜こもごも。『VERY』というファッション誌に連載されていた作品と...
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