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漂泊の牙 熊谷達也 集英社

熊谷達也は2004年の直木賞を受賞した作家さんなので初挑戦してみた……のではなくて、某兄さんが、以前から熱く語っていたのを読んで「こいつは私の好みかも」とずっと思っていた。

現代のマタギ小説とのことで『銀牙-流れ星 銀』(←これは犬が主人公の漫画作品)をイメージしたりなんかして、とても楽しみにして読み始めたが、期待し過ぎたのがいけなかったらしい。

イマイチ……というか、まったくハマれなかった。

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漂泊の牙

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雪深い東北の山奥で、主婦が野犬とおぼしき野獣に喰い殺されるという凄惨な事件が起きた。

現場付近では、絶滅したはずのオオカミを目撃したという噂が流れる。果たして「犯人」は生きのびたニホンオオカミなのか?やがて、次次と血に飢えた謎の獣による犠牲者が…。

愛妻を殺された動物学者・城島の必死の追跡が始まる。獣と人間の壮絶な闘いを描き、第19回新田次郎文学賞を受賞した傑作冒険小説。

アマゾンより引用

感想

面白かったのだが、あまりにも軽すぎたのだ。軽いのが悪いと言うのではないが、期待が大きかっただけにガッカリ度が高かった。

作品を読む前から、あれこれイメージを膨らませるのは、慎んだ方がいいと反省させられた次第である。もしかしたら吉村昭の『羆嵐』を知らなけば。もっと楽しく読めたかも知れない。

しかしながら読み物レベルとしては充分合格点だと思う。

マタギの歴史や、山の話など、耳学問がたくさん入ってくるのも良いし、サクサクと読み進められるのも気持ち良い。安心して読める文章で、かなり優等生的な作品だと思う

。ただ、情熱が感じられなかったのだ。登場人物達にも、作品自体にも。どこか冷めている印象を受けた。活動的な物語のはずなのに、躍動感が薄いのだ。

しかし、この冷めた感じを追求していけば、面白い形が出来るんじゃないかなぁ……とも思った。

熊谷達也は、この作品以外にもマタギ小説を書いているようなので、また追々と読んでいこうと思う。次の作品を読むときには、くれぐれも過剰な期待に注意したい。

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白い木蓮の花の下で
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