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ハピネス 桐野夏生 新潮社

お洒落なタワーマンションに済む子育て主婦達が織りなす悲喜こもごも。

『VERY』というファッション誌に連載されていた作品とのこと。ママ友達の格差だの、女の意地の張り合いだの、昼ドラ的な物語だった。

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ハピネス

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光文社
¥777(2019/09/22 03:15:39時点 Amazon調べ-詳細)

高級タワーマンションに暮らす岩見有紗は窒息寸前だ。

ままならぬ子育て、しがらみに満ちたママ友たちとの付き合い、海外出張中の夫・俊平からの離婚申し出、そして誰にも明かせない彼女自身の過去。

軋んでいく人間関係を通じて、徐々に明らかとなるそれぞれの秘密。華やかな幸せの裏側に潜む悪意と空虚を暴き出す。

アマゾンより引用

感想

面白いと言えば面白かった。

人物描写の上手さは流石、桐野夏生って印象。3歳児の朝食にインスタント麺を出す母親を描き出すあたり、初手から飛ばしてくるなぁ…と感心させられた。

子どもを育てた事のある女性なら「あるある」と思わされる部分が多い反面「そりゃ無いわ」ってエピソードを混ぜ込んでくるあたり、策士だと思う。

「物語」としては面白いと思う。このテの作品はネタバレが出来ないので、詳しく書くことは出来ないのだけど「ああ、そう来たか」とか、「これは予想外だったわ」と言う部分がいくつかあった。

それなりに面白くて、それなりにまとまっていると思う。だけど今までの桐野夏生の作品較べるとと「イマイチ」としか言えない。

相変わらず話の作り方はお上手なのだけど、桐野夏生の持つ野性味と言うのか、圧倒的なパワーで読者を引きずり込む感じが足りないのだ。

善悪を飛び越えて「こんな風になっちゃったんだから仕方ないじゃない。何か文句ある?」と言うような傲慢さが足りない。

一言で言えば、まったくもって物足りない。

すっごく小さくまとまってしまった印象を受けた。「桐野さん、貴女の力はこんなものじゃないでしょう?」と言いたくなってしまうほど。

決して面白くなかったって訳じゃないけど、とにかく次回作に期待したい。

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白い木蓮の花の下で
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