読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

やらわ行の作家

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夜明けの舟 山本音也 文藝春秋

本を読んで久しぶりに熱くムカついた。 この作品のどこが面白いか全く理解出来ない。たぶん、私はこれを読んで「良かった。感動...

完全演技者 トータル・パフォーマー 山之口洋 角川書店

なんだか思っていた以上に面白くて、良い意味で裏切られてしまった。 基本姿勢は、前回読んだ『オルガニスト』と寸分変わらない...

オルガニスト 山之口洋 新潮文庫

風邪引きで寝込んでいる時の道連れに選んだ1冊だったのだけれど風邪の友としては「難しくもなく」「つまらなくもなく」ちょうど...

嫌われ松子の一生 山田宗樹 幻冬舎

ドラマチックと言うべきか。波乱万丈と言うべきか。松子という女性の一生を描いた「女の一代記」だった。 私は山田宗樹がこの作...

賢者の愛 山田詠美 中央公論新社

十数年ぶりの山田詠美……と思ったら、意外にも読書録に感想を書いていなかった。 山田詠美は『蝶々の纏足』とか『風葬の教室』...

人のセックスを笑うな 山崎ナオコーラ 河出書房新社

この作品はとにかく題名が素晴らしい。とりあえず題名だけで「何だこりゃ?」と興味をそそるので、山崎ナオコーラのセンスはたい...

カツラ美容室別室 山崎ナオコーラ 河出書房新社

山崎ナオコーラ初挑戦。 カツラをかぶった「桂さん」が経営する「カツラ美容室別館」を舞台に、そこへ集う人達の微妙な関係を描...

居酒屋兆治 山口瞳 新潮文庫

主人公は絵に描いたように不器用な男で妻と娘を持つ、ありきたりなオヤジ。 ありきたりな恋をして、脱サラをして、不器用に生き...

いのちの日記 神の前に、神とともに、神なしに生きる 柳澤桂子 小学館

原因不明の病で30年以上闘病した柳澤桂子が書いた哲学とも宗教ともつかぬエッセイ集。 病に苦しみぬいた人だからこその視点が...

患者の孤独―心の通う医師を求めて 柳澤桂子 草思社

前回読んだ『ふたたびの生』と内容的にはほとんど同じだが、こちらは「患者と医師」というテーマで書かれていた。 『ふたたびの...

ふたたびの生 柳澤桂子 草思社

原因不明の病で30年も寝付いていた柳澤桂子の闘病記録である。 闘病のような、エッセイのような……科学者が書いただけあって...

いのちの始まりと終わりに 柳澤桂子 草思社

「楽しむ本」ではなくて「考えるための本」だと思う。 体外受精・クローン人間から、終末医療・安楽死にいたるまで「命」につい...

伶也と 椰月美智子 文藝春秋

図書館の新刊コーナーに並んでいて予備知識無しで手に取った。表紙が好みだった……と言う理由。予想外の面白さで一気読みしてし...

じろきちおおかみ 矢玉四郎 岩波書店

絵本というと海外の作品に注目が集まりがちだが、日本の絵本にも良い作品は多い。 『じろきちおおかみ』は「現代の日本の良い絵...

ねぇ どっちがすき? 安江りえ 福音館書店

図書館の絵本コーナーで、表紙絵が、あまりにも可愛らしかったので、うっかり借りてしまった1冊。 ちょっと意地悪そうなキツネ...

そこにいる人 矢口敦子 新潮社

身に染みて堪えた作品だった。家族に病人を抱えたことのある人なら、誰だって「うっ」っとくるんじゃないかと思う。 難病を患っ...

真昼の花火 吉村昭 河出書房新社

吉村昭の未発表作品集。 吉村昭は亡くなってから何年も経っているので、図書館で見かけた時は「あぁ…まだ、この人の知らない作...

熊撃ち 吉村昭 文春文庫

地味ながらもグッっとくる短編集。 色々なタイプの「マタギ」が登場して、それぞれに熊と対峙する。 自然の脅威がテーマだった...

背中の勲章 吉村昭 新潮文庫

痺れちゃうなぁ。吉村昭の文章は。 「もう、好き過ぎてどうしましょう?」と言うくらい好きだ。最近の作家さんの中で男と職人を...

星への旅 吉村昭 新潮文庫

なんだかんだとハマっちゃっている小説の匠・吉村昭が若かりし頃に書いた短編集。 個人的には、技術力がアップして「やり過ぎ」...

高熱隧道 吉村昭 新潮文庫

久しぶりに手に汗握り、心を熱くして読んだ作品だった。黒部渓谷にトンネルを作った男達の物語。黙々と戦う男達の姿が、身悶えす...
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