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さ行の作家

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狸汁 銀次と町子の人情艶話 柴田哲孝 光文社

一見さんお断りをかがける小料理屋の主、銀次の周辺で起こる食べ物にまつわる物語。短篇集なのでサラッっと読めた。通勤電車で読...

愛妻日記 重松清 講談社

題名を見て「夫婦の日常を描いた心あたたまる物語なのだろう」と予測して手に取った短編集。しかし、私の予想は見事に外れてしま...

哀愁的東京 重松清 角川文庫

重松清、なんだか今までと作風が違っていて、ちょっと吃驚した。浅田次郎ちっくと言うか。胡散臭さのベクトルが変わっちゃった気...

送り火 重松清 文藝春秋

「重松清って、胡散臭くて、そんなに好きじゃないんだよね」と思いつつ、わりと読んでいるような気がする。むしろ親の敵のように...

きよしこ 重松清 新潮社

これは作者、重松清の自伝的小説……ということになるのだろうか。吃音の少年の成長記で、胡散臭さ炸裂といった感じだった。いっ...

ビタミンF 重松清 新潮文庫

基本的に重松清の作品は、どこか胡散臭くて信用ならないと言うか、生理的に受け付けないと言うか、とにかく好きではない。主義主...

幼な子われらに生まれ 重松清 幻冬舎文庫

重松清の作品は、今までも何度か挑戦したことがあったのだが、どうしても彼の描く人間には好感が持てなかった。私の中では「あま...

かっぽん屋 重松清 角川文庫

未収録短編とロングインタビューが収録された「重松清ファンブック」という雰囲気の1冊。王道的短編小説アリ、SFティスティな...

迎春花  宍戸游子 講談社

前回読んだ『六月黄』がとても気に入ったので、楽しみにして2冊目を手に取ったのだけど肩すかしを食らわされてしまった。地味な...

六月黄 宍戸游子 講談社

上海と言えば「上海蟹」が美味しいそうだが、卵を抱える11月が旬なのだとか。11月になると日本でも上海蟹を食べさせてくれる...

盤上に散る 塩田武士 講談社

母親と2人で暮らしていた40代の独身女性が主人公。癌で母を亡くし、母が出せなかった手紙を渡そうと宛名の主を探そうとすると...

無名 沢木耕太郎 幻冬舎

沢木耕太郎が自らの父を小説家した作品だった。父を看取りながら、父の人生を振り返る……というスタイルで、良くも悪くも「普通...

壇 沢木耕太郎 新潮文庫

久しぶりに骨太で読み応えのある1冊に巡り逢えて嬉しくてたまらない。タイトルの『檀』とは作家、檀一雄のことであり彼の妻(作...

ラブ・イズ・ザ・ベスト 佐野洋子 新潮文庫

多くの人に愛されている絵本『100万回生きたねこ』の作者である佐野洋子が書いたエッセイ集で。佐野洋子の絵本は私も大好きだ...

せんたくかあちゃん さとうわきこ 福音館書店

この作品は福音館の月刊予約絵本『こどものとも』の269号として発行された。後に同出版社からハードカバー化されている。洗濯...

人形(ギニョル) 佐藤ラギ 新潮社

扇情的な人形が表紙だったので、人形をテーマにしたエロティックな小説かと思っていけれど、エロティックどころの騒ぎではなかっ...

小説智恵子抄 佐藤春夫 角川クラッシックス

高村光太郎の詩集『智恵子抄』をベースに書かれた小説で高村光太郎の友人であった佐藤春夫の目から見た夫婦像が興味深かかった。...

象を洗う 佐藤正午 岩波書店

またしても題名に惚れて手にとってしまった1冊だった。「題名惚れ」というのは、もはや持病と言っても過言ではない。そして今回...

神様がくれた指 佐藤多佳子 新潮社

この佐藤多佳子の作品は、けっこう好きかも……なんて思っていたのだけれど、あまり好きぢゃないかも知れない。はじめて読んだ『...

黄色い目の魚 佐藤多佳子 新潮社

なんだか酷く「こっ恥ずかしいもの」を読んだなぁ……という印象を受けた。なにしろ「悩みたいから悩む。悩むために悩む」のが大...

ジャンヌダルク、またはロメ 佐藤賢一 講談社

歴史小話というのだろうか。西洋歴史ものばかりを集めた短編集だった。表題作になっているジャンヌダルクの話よりも、他の収録作...
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