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愛妻日記 重松清 講談社

題名を見て「夫婦の日常を描いた心あたたまる物語なのだろう」と予測して手に取った短編集。

しかし、私の予想は見事に外れてしまった。夫婦について描いた短編集ではあったけれど、日常生活を描いたものではなかった。

テーマは「夫婦間のセックス」。収録されている作品すべてがセックスを描いた話だった。

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愛妻日記

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『ごめんね、ごめんね…。妻をいままで辱めなかったことを詫びたのでした』。

直木賞作家による匿名の官能小説として大反響を呼んだ表題作のほか、夫のゆがんだ情欲を描いた全6編。

「家族と夫婦の物語を書き続けたいから」こそ書いた、著者初の“超インモラルな”性愛小説集が今、その禁断の扉を開く。

アマゾンより引用

感想

重松清というと私の中では「ちょっと説教臭くて胡散臭い作品を書くお父さん作家」というイメージが強かったので、こういう作品を書くってこと自体吃驚してしまった。

褒め言葉になるのかどうかは分からないけれど、けっこうしっかりした描写でセックスが描かれていた。

渡辺淳一を下品にした感じとでも言おうか。エロ小説とも言えなくもない。

エロが嫌いという訳ではないけれど、個人的には受け付けないタイプの話ばかりだった。たぶん男性が読むと面白いのだと思う。

重松清はたぶんS気質の人なのだと思うのだけどセックス中に女性をいたぶる描写が多くて辟易してしまった。

貶められて喜ぶ女性がいないとは言わないけれど、そうでなければ読んでいて良い気はしないものだ。

もちろん、そういう描写もSMとして昇華されていたらむしろ面白かったかも知れないけれど「夫婦の日常に潜む物」として、サラっと描かれているために、単なる感じの悪いセックス小説になり下がっているような気がする。

夫婦間のセックスって大切だと思う。こういうテーマが嫌いって訳ではない。

だけど、この作品は空回りしているように思うのだ。会社の飲み会で、中年社員が場所もわきまえず歪談をしているような……そんな印象を受けてしまった。

着眼点は面白いと思うだけに、もったいないと思った。私はイマイチだったが、男性の意見も聞いてみたいように思った1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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