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ナラタージュ 島本理生 角川書店

「若い女性の間で評判の1冊」とか「胸のちぎれるような切ない恋愛」とかいう煽り文句に浮かされて手に取ってみた。

実際、読書好きの女性の間では、なかなか評判が良いようなので、期待していたが……駄目だった。

面白いとか、面白くないとか以前に軽く不愉快だった。これは感覚の相違によるものなのか、私が若くないからなのか。

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ナラタージュ

ザックリとこんな内容
  • 先生と生徒の恋愛がテーマ。
  • 主人公が大学二年の春、母校の演劇部顧問で、思いを寄せていた教師から電話がかかってきた。
  • 主人公は教師への思いを再認識する。そして彼の中にも、同じ想いがある事を知り…

感想

何が駄目だったかって、登場人物の誰1人として好きになれなかったのが最大の敗因。

恋愛小説には違いないのだけど、相手に対して必死になる感じとか、誠実さとかが感じられなかったのだ。

他人と係わるのを恐れる「今時の若者達」を描いているのかも知れないが、登場人物達は、結局のところ自分しか好きでないんぢゃないかなぁ……と思ってしまった。

作者は、あまり苦労とかしたことのない人なんだろうと思う。

先生のエピソードといい、レイプされて自殺した子の話といい、なんだかとっても薄っぺら。人間の苦悩がちっとも感じられなかった。

「不幸に酔いしれたい症候群」とでも言うのだろうか。どの次元も「なんちゃって不幸」としか思えず、興冷めだった。

作者の若さと経験の浅さが、作品を薄っぺらなものにしているのだろうか……とも思ったのだが、若くして重厚な作品を書く人もいるのだから、たぶん年齢だけの問題ではないのだろう。

「経験=作品のリアリティ」とするならば、巷に溢れるフィクョン作品の大半は、リアリティの無いものになってしまうだろう。

まぁ、しかし。私はビタ一文、受け入れられないタイプの作品だったが、多くの人から愛されているところをみると、切ない恋愛小説なのだろう。

恋愛小説というのは、好みを外すと救いようのないほど読み辛いものだ……ってことを思い知らされた1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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