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ラブ・イズ・ザ・ベスト 佐野洋子 新潮文庫

多くの人に愛されている絵本『100万回生きたねこ』の作者である佐野洋子が書いたエッセイ集で。

佐野洋子の絵本は私も大好きだし、何よりも某エッセイストの作品の中で「ものすごく魅力的な女性」として描かれていたので、ぜひエッセイを読んでみたいと思っていたのだ。

バイタリティがあって、サッパリしていて、ガッツがあって……たぶん私が好きなタイプの女性なんじゃないかなぁ……と。

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ラブ・イズ・ザ・ベスト

「雨が降るとラーメンが売れる」というタクシー運転手。美空ひばりのせいで不動産屋になった男。お中元のポスターを作っていた若き日の篠山紀信。毛皮のコートの上に座り込んで『大鏡』を読むお姫さまのような美人。「人をあやめちゃいけないよ」とのたまう小父さん――。

人生いろいろあるけれど、どんな時にもラブ・イズ・ザ・ベスト! 読めば励まされること保証付きのエッセイ。

アマゾンより引用

感想

作品を読んで私は自分の予感が当たっていたことを確信した。こういうタイプの女性は好きだ。

ガッツはあるけど、男っぽい訳でなくと言う感じで。

だが、しかし作品の方はあまり面白くなかった。1つ、1つの話は「へぇっ」って感じで読めるし、作品に登場する人々は、それなりにみな魅力的なのだが、たぶん「佐野洋子自身が好きだと感じる人」ばかりを集めて作品にしたのだろう。

まとめて読むと、単調で退屈だったのだ。

同じタイプの人間ばかりを集めたエッセイ集でも「面白い」と感じるものは多いのだが、そういう作品は文章が巧み過ぎるほど巧みだったり、異様なほどテンポとノリが良かったりする。

この作品の場合は、その辺が少し欠けているように思った。

小説もエッセイも両方素晴らしい作家さんというのもいるけれど、エッセイというのは、小説とは違った存在なのだと思う。

小説を読むのと楽しみ方が全然違ってくるのだもの。その技術や構成の方法だって違っていて当然だと思う。

この作品とは、なんら関係のない話になるが、幸田文などは随筆は素晴らしいけれど、小説となると「そこそこ面白い」という感じだものなぁ。

ちょっと期待外れでがっかりだったが『100万回生きたねこ』を再読してみようかと思ったりした。この作品の題名である『ラブ・イズ・ザ・ベスト』と、かぶる話だし。

佐野洋子のようなサッパリ系の女性が「愛がすべて」的なお話を書いたという事実は、面白いなぁ……って気がした。

人間の本質って、見た感じとか印象だけでは分からないものだ。

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白い木蓮の花の下で
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